米Snapchatは9月24日(現地時間)、サングラスにビデオカメラを組み込んだウエアラブルデバイス「Spectacles」を発表した。同社が提供する写真・動画共有サービス「Snapchat」は若い層を中心にユーザーを増やしており、アクティブユーザー数でTwitterを上回っている。Spectaclesは同社初のハードウエア製品になる。
Spectaclesはユーザーが自身の目で見たままの風景をSnapとして撮影できるように設計されており、サングラスのレンズと並ぶように115度の視野角のカメラレンズが2つ配置されている。サングラスのフレームをタップすると10秒間のSnap(ビデオ)撮影が始まる。録画中であることをユーザーが確認でき、また周囲の人にも分かるように、録画中はカメラレンズ部分の内側と外側が発光する。撮影したビデオは、BluetoothまたはWi-Fi経由でSnapchatのMemoriesに送られる。バッテリー動作時間については「1回の充電で、1日の生活をSnapできる」としている。
カラーは、ブラック、ターコイズのような青、赤の3色。Wall Street Journalによると、数量を限定した販売になり、価格は129.99ドル。
Snapchatはまた、社名をSnapに変更すると発表した。Spectaclesの発売で、Snapchat以外のサービス/製品も扱う会社になるのを社名変更の理由に挙げている。