9月7日～8日、東京都内の会場にて、カシオの2016秋冬・時計新製品発表会が行われた。今回のテーマは、ここ数年のキーワード「Global Time Sync」を引き継ぎつつ、「ACCURATE TIME ACROSS THE GLOBE ～絶対精度への挑戦と、独創デザインの追求～」。アウトドアウオッチ「PRO TREK」、メタルウオッチ「EDIFICE」編だ(掲載した写真はすべて、クリックで拡大表示。掲載価格はすべて税別)。
「使い込まれたアウトドアギア」をイメージさせる「PRW-7000V」
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PRO TREKの展示コーナー |
独創的なデザインを追求するには、色や形、材質など、さまざまな要素を考慮しなければならない。
そんな中、カシオウオッチの新しい表現として定番化しつつあるのが「時間の流れ」を採り入れたデザイン。ベゼルやケースなどの金属部分に、時間経過による錆びや退色を擬似的に再現することで、長年使い込まれたような、落ち着いた風合いを演出する。
このエージング加工を施した新製品が、PRO TREK(プロトレック)「PRW-7000V」だ。PRW-7000をベースモデルに、ベゼルとセンサーカバーにゴールドIPとブラックIPを2重にかけることで、ヴィンテージ感あふれる渋い雰囲気に仕上げた。加えて、インデックスにベージュの蓄光処理、尾錠にはゴールドIPと、細かなディテールにもこだわりが見える。
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「PRW-7000V」。5時位置のレトログラードインダイヤルは、気圧傾向、高度傾向、ベアリングメモリー、タイドグラフのインジケーターとして機能 |
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センサーカバーもエージング処理されている |
エージングされたベゼルの製造工程 |
世界6局の標準電波受信「マルチバンド6」に対応した電波時計で、ムーブメントはタフソーラー。風防はサファイアガラス、防水性能は20気圧。バンドは、優れた強度を持つカーボンファイバーインサートバンドだ。価格は9万円で、10月発売。
デイリーユースも意識した新モデル「PRG-600」
PRO TREKから久々の完全新作となるモデル「PRG-600」が登場。力強い印象を与えるステンレスベゼルとアラビアインデックスのコンビネーションが見どころ。液晶窓は、視認性の高いSTN液晶だ。
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左からPRG-600Y-1JF、PRG-600-1JF、PRG-600YB-3JF |
PRG-600YB-3JFは、会場でも「欲しい」との声が多く聞かれた |
方位、高度/気圧、温度に対応したトリプルセンサーVer.3を搭載。ワンプッシュで計測可能なダイレクト計測ボタンや針待避機能も装備している。ムーブメントはタフソーラーだが、電波時計は搭載されない。防水性能は10気圧。
バンドは、柔らかくぴったりと腕に沿うシリコンバンド。ラグ部分を可倒式にすることで、装着性を寄り高めた。なお、デイリーユースでも使いやすいテキスタイルバンドモデルも用意されている。
ラインナップは3モデルで展開。価格は、シルバーベゼルにオレンジの差し色の「PRG-600-1JF」が4万6,000円、ブラックベゼルの「PRG-600Y-1JF」と、テキスタイルバンド付きの「PRG-600YB-3JF」が4万8,000円。すべて10月発売。
大自然のドラマチックな色をモチーフにした青のPRO TREK
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PRW-6100YT |
PRW-3100YT |
尾根の連なりを見下ろす山頂で、夜明け、そして夕焼け後のわずかな時間にだけ訪れる昼と夜の境界"ブルーモーメント"。その深い青をモチーフとしたシリーズが登場。ベースモデルは、アナデジのコンビネーションモデル「PRW-6100」と、大型液晶のデジタルモデル「PRW-3100」。価格は「PRW-6100YT」が9万8,000円、「PRW-3100YT」が7万8,000円。どちらも10月発売。
落ち着いたブラックとブルーのコンビネーションに加え、ブラックIP処理されたチタンバンドも相まって、ビジネススーツに合わせても違和感のない雰囲気だ。風防は無反射コーティングサファイアガラスで、10気圧防水。トリプルセンサーVer.3やマルチバンド6対応の電波時計、STN液晶、タフソーラーといった時計性能は、それぞれベースモデルに準拠する。
