東プレブースでは、ゲーミングキーボード「REALFORCE RGB」および「アナログ入力モード」を備えた「REALFORCE」を展示。2015年6月のCOMPUTEX以降、同社が大規模展示会で展示する製品は基本的にこの2機種だったが(2015年の東京ゲームショウでも両製品がメイン展示されていた)、年を追うごとにアップデートが重ねられ、ついに今回、「REALFORCE RGB」については"2016年12月頃に投入予定"であることが明かされた。
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REALFORCE RGBは、同社が展開する海外向けキーボード「TYPE HEAVEN」をベースに、RGB LEDを搭載したゲーミングキーボード。キー入力のオン位置を1.5mm/2.2mm/3mmの3設定できることが大きな特徴で、スイッチとしては静電容量無接点方式を採用する。RGB LEDも善意キーに搭載。ライティング設定やオン位置調整などが行える専用の設定ソフトウェアも、ほぼ最終仕様へ近づいた。
ブースを訪ねると、同社スタッフが「そういえばこれがありました」とニヤリと笑い、何かを出してきた。
一見してもわからなかったため尋ねてみると、REALFORCE RGB向けに提供する、物理的なオン位置調節クッションだそうだ。高さが異なる1.5mm用、2.2.mm用の2種類を用意し、ゲームでの使用頻度が高いWASDキー用のセットも制作したという。
同キーボードでは、先に紹介した通り、入力のオン位置を3段階で調節できる。しかし、オン位置はソフトウェア上での変更となるため、例えば普段から4mmストロークのキーボードを底打ちするユーザーが、オン位置を1.5mmに浅く設定したとしても、実際のキー入力に必要なストロークとしては、単純計算で2.5mm分の"無駄"が生じることになる。これを解消するためのオプションだ。
アナログ入力モード搭載のREALFORCEは、4mmストロークの中で静電容量の変化を256段階で検知し、キーを押した強さや速さに応じて入力内容を変更できる。
具体的には、レーシングゲームにおけるアナログスティックのように、キー入力の深さによって車の速度を調節したり、MIDI鍵盤ソフトで鳴らす音に強弱をつけたり、といったことが可能。このほか、マウスのようにカーソルを移動させる「マウスモード」や、全機能をオフにした通常の「キーボードモード」などが備えられている。
今回、このアナログ入力キーボードが、11月に数量限定発売されることも判明した。価格はだいたい3万円を切ったあたり、とのこと。東京ゲームショウに行く予定があり、ちょっと気になったユーザーは立ち寄ってみてはどうだろうか。