ソニーは、ドイツ・ベルリンで9月2日から7日(現地時間)に開催される家電見本市「IFA2016」に先立ち、ハイレゾ対応のハイエンドヘッドホン「MDR-Z1R」を海外発表した。価格は2,249ユーロ。日本国内での発売時期と価格については明らかにされていない。
MDR-Z1Rは、ソニーの高音質技術を集結したフラッグシップシリーズ「Signature Series (シグネチャーシリーズ)」製品群の密閉型ヘッドホン。70mm径のドーム型ドライバーを搭載し、120kHzの高域に対応している。ドライバーユニット内のグリルのデザインには「フィボナッチパターン」を採り入れるほか、不要な共振を抑制する「レゾナンスフリーハウジング」を使用し、ハイレゾ音源を忠実に再現する。
このほか、装着性にも配慮し、人間工学に基づいた設計の本革イヤーパッド、軽量なベータチタンヘッドバンドを採用している。
ケーブルは着脱式で、3.5mmステレオミニケーブル(約3m)、4.4mmバランスケーブル(約1.2m)、6.3mm変換ジャックが付属。主な仕様は、再生周波数帯域が4Hz~120kHz、インピーダンスが64Ω、感度が100dB、最大入力が2,500mW、重量が約385g(ケーブル含まず)。