エプソンは1日、A4インクジェット複合機「カラリオ」シリーズの新製品となる「EP-879a」シリーズを発表した。ホワイト、ブラック、レッドの3色を用意。10月の発売予定で、価格はオープン、店頭予想価格は3万円台前半の見込み。

ホワイト

ブラック

レッド

プリンタ、スキャナ、コピー機能を備えるA4対インクジェット複合機。新開発の6色染料インクを採用。インクシステムは、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタ、ブラックの独立型で、従来インクと比較して色再現性が向上している。増量インクタンクも用意され、ランニングコストは増量タンク使用時でL判約20.6円。自動両面印刷も可能で、印刷速度はL判で約13秒、A4写真で約50秒。

前面に給紙トレイを2段装備し、背面からの手差しにも対応。給紙容量は最大100枚で、排紙も前面から行われるなど省スペース性に優れる。操作用の液晶ディスプレイはタッチ対応の2.7型で、ユーザーインタフェースの刷新により直観的な操作を可能にしている。

きょう体は柔らかな曲線のラウンドコーナーデザイン。収納時のきょう体サイズが幅349mm、高さH142mmと、「カラリオ」シリーズの複合機として最もコンパクトになっている。耳障りな音を減らす「ソフトノイズ設計」により静音性も向上した。

無線LAN機能を搭載し、専用のプリントアプリ「Epson iPrint」と使うことで、スマートフォンやタブレットに保存してある写真の印刷も可能。SDメモリーカードスロットとデータ読込用のUSBポートも装備するので、PCと接続しなくても画像の印刷が行える。

クリックで拡大

主な仕様は、印刷方式がMACH方式、解像度が5,760×1,440dpi。対応用紙サイズはA4サイズまで。スキャナ部はCISセンサー採用し、解像度は1,200×4,800dpi。読み取り解像度は75~9,600dpiで、A4サイズまでの原稿に対応する。

インタフェースはUSB 2.0、10BASE-T / 100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW349×D527×H183mm(使用時)、重量は約6.7kg。対応OSは、Windows XP(SP3) / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.6.8以降。