Primate LabsがベンチマークソフトGeekbenchの3年ぶりのメジャーアップデートとなる「Geekbench 4」をリリースした。GeekbenchのWebサイトから購入できるWindows版、macOS版、Linux版は各9.99ドル。iOS版はApp Storeから、Android版はGoogle Playから無料で入手できる。

2013年8月にGeekbench 3がリリースされてから3年間で、モバイルデバイスは飛躍的に成長しており、それに応じてGeekbench 4では今日のデバイスに適した負荷を与えるようにワークロードをアップデート、また新たなワークロードを追加した。たとえば、CPUテストはLLVMやSQLite、PDFiumなどモバイルデバイスユーザーが日常的に使用するコードベースのワークロードを含み、GPU向けには並列アーキテクチャに適したイメージ処理やコンピュータビジョンなど8つのワークロードを組み込んだ。

もう一つの特徴がクロスプラットフォームだ。Geekbench 3リリース時は性能差の大きさからモバイルデバイス向けとPC向けで全く異なるデータセットになったが、Geekbench 4は異なるプラットフォームのデバイスを比較するように一から設計されている。