ファイルメーカーは、FileMakerの総合イベント「FileMaker カンファレンス 2016」のオンライン事前登録を開始したと発表した。同カンファレンスの日程は11月9日~11日の3日間で、東京・千代田区のJPタワーホール&カンファレンスが会場となっている。

ファイルメーカー社公式サイト内のカンファレンス情報ページ

同カンファレンスは今年で8回目を迎えるFileMakerの総合イベント。「カスタム Appを作成し、未来をデザインしよう」をメインテーマに掲げ、FileMakerとカスタム Appについて情報収集したい、導入を検討しているという新規のユーザーに向けて、導入の前後に必要となる知識や情報を提供するセッションを例年以上に充実させている。

iPad、iPhone、Webアプリケーションをビジネス現場へ積極的に取り入れたいというニーズにこれまで以上に応えるべく、多様なトピックをカバーした50以上のセッションを用意。FileMakerプラットフォームを使ってビジネス向けカスタム Appを独自開発する際に課題となる、より効率的な設計・構築・展開の方法やテクニックのほか、最新のベストプラクティス、ユーザー事例、内製化のヒントなどを幅広く紹介していく。

セッションの参加は「フリーパス方式」を採用し、参加者は事前登録を済ませるだけで、当日は席に余裕がある限り、どのセッションにも自由に出入り可能となる。セッション内容の詳細やタイムスケジュールの確認、セッション参加の事前登録は、特設サイトを通じて行える。

基調講演では、ファイルメーカー社長Bill Epling氏によるビジネスアップデートの報告のほか、米国本社FileMaker, Inc.開発部門のRobert Holsey氏が、プロダクトおよびテクニカルアップデートのプレゼンテーションを行うことが明らかになっている。

事例トラックでは、シーメンスヘルスケア旭化成ホームズ、アニメ制作会社のサンジゲンなど、各業界をリードする先進的なユーザー企業の成功事例を詳しく知ることで、新しい着想を得たり、自社のカスタム Appにも応用できるヒントやテクニックを学べる。

iOSトラックは、iOSモバイルデバイスをビジネス導入した企業ユーザー事例、iOS向けカスタム Appの作成方法や効果的な展開・導入について学習できる。

ジェネラルトラックは、最新バージョンであるFileMaker 15プラットフォームの新機能の活用法を中心に、FileMakerでカスタム Appを作成するための開発技術を目的別・テーマ別に学ぶことができる。米国本社 FileMaker, Inc. 開発部門のシニア・ユーザーエクスペリエンス・デザイナーであるChih Hsiao氏がスピーカーを務める特別なセッションでは、優れたUI・UX作成によりエンドユーザー目線でシステムを構築するためシステム設計フローを解説する。

メディカルトラックは、日本ユーザーメード医療IT研究会(J-SUMMITS)と共催の医療系ソリューションを中心としたトラック。医療分野の事例発表にとどまらず、「医療現場が求める医療ITシステム」について幅広いトピックで発表が行われる。

恒例の協賛企業によるランチョンセミナーは定員制(要予約)。FileMakerプラットフォームと組み合わせて活用できるサードパーティの製品やサービスを紹介する。

展示スペース「ショウケース」では、FileMaker開発パートナーや協賛企業が、FileMakerプラットフォームと組み合わせて活用できるプリンタなどの周辺機器、実績あるカスタム App、FileMaker関連パッケージなどを、デモを交えて紹介。開発経験が豊富なコンサルタントや開発パートナーを探す場としても最適だ。興味のあるコンサルタントやパッケージがある場合は、アポイントをとっておくことをお勧めする。

セッション内容やタイムスケジュール、ブース出展社については、FacebookおよびTwitterのファイルメーカー公式アカウントでも情報が入手できるので、あわせてこちらもご覧頂きたい。