関心が「高まった」と答えた人が22.8%。その中で休みが増えたと答えた人の46.2%がアウトドアレジャーへの関心が「高まった」と答えている。これはお盆休みが増えていない人よりも高く、長い休みが取れるようになったことがアウトドアレジャーへの関心につながっていると考えられる。さらに、アウトドアレジャーの中で、やってみたい体験はバーベキューが38.4%と1位で、2位が海水浴、3位がキャンプ、4位が川・湖遊と続いた。肝心の山登り・トレッキングは5位で13.5%となっていた。山の日だからといって、山に登る人はそこまで増えるわけではなさそうだが、夏休みの大型連休とあって、自然に親しむことに関心が高まっていることは確かなようだ。アウトドア関連市場の活性化が期待できる。
いろいろなところで「山の日」盛り上がる
菓子メーカーの明治は「山の日」に便乗して、同じ日に「きのこの山の日」と制定。「日本記念日協会に申請し、記念日として認定されている。8月11日当日には、東京・新宿区の 新宿ステーションスクエアでファン感謝イベント「きのこの山びこ」が開催される。「ヤッホー」と叫んでその声の大きさによって「きのこの山」がもらえるそうだ。
ロッテリアは、8月11日限定で「山の日記念 ロッテリアポテト全品半額キャンペーン」を企画。「山の日」にちなんだ「バケツポテト」300円(税込)、「フレンチフライポテト」はS・M・L の3サイズすべてが通常の半額になるという。さらには、各地のアウトドア専門店などでもイベントが開催される。
経済効果は1000億円程度
一般的に、平日よりも消費額が大きくなるとされる休日が増えることになる。SMBC日興証券は、山の日の経済効果は約1000億円と発表した。休日効果に加えて、今年は平日の中でも消費額が比較的小さい木曜が「山の日」になることで、消費の押し上げ効果が大きくなると考えられている。
「ポケモンGO」よろしく、外に出る余暇への関心が高まる今、どのようなことをする日として定着していくか。今後の展開はおもしろそうだ。