アイ・オー・データ機器は13日、最大867Mbps(理論値)での通信が可能な無線LANルータ「WN-AC1167R」を発表した。8月上旬から発売する。価格は6,600円(税別)。

WN-AC1167R

5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応する無線LANルータ。IEEE802.11ac時で最大867Mbps(理論値)、IEEE802.11n時で最大300Mbps(理論値)の高速通信が可能で、5GHz帯と2.4GHz帯を同時利用できるデュアルバンド接続に対応する。

アンテナ本数は2.4GHz帯と5GHz帯ともに2本ずつを内蔵。専用設計の独立アンテナなので、安定した通信環境を提供するとしている。

Wi-Fiの混雑状況を調べられるアプリ「Wi-Fi混雑チェッカー」を用意。まわりに存在する無線LANルータの電波状況を測定し、混雑状況を診断して推奨設定と通信チャンネル設定を表示する。「Wi-Fi設定お引っ越し」機能を使うと、使用中の無線LANルータから本製品へと、現在のWi-Fi設定を移行できる。これはWPS機能を応用したもので、移行元は他社製の無線LANルータでもかまわない。

有線LANポートの省電力機能として、LANケーブルの長さを自動判別しケーブル長に合わせて供給電力を調整する「ケーブル長検出機能」や、リンクダウンしているポートを検出し余分な電力をカットする「リンクダウン検知機能」などを搭載。そのほか、ルータモードとAPモードを判断して自動で設定する「オートブリッジ機能」やファームウェア自動更新機能なども搭載する。

インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×4とWAN×1、無線LANセキュリティはWPA2-PSK(TKIP/AES)、WPA-PSK(TKIP/AES)、WEP(64bit/128bit)、MACアドレスフィルタリング(最大20エントリ)など。推奨接続台数は8台。

縦置きと横置きに対応し、本体サイズは約W100×D80×H183mm(縦置き時)、重量は約200g。対応OSはWindows 7(SP1) / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.8~10.11、Android 4.0~6.0、iOS 7~9.3。