キヤノンは7月12日、パワープロジェクターシリーズの新モデル2機種を発表した。発売は7月21日。価格はオープンで、標準レンズ込みの推定市場価格は、明るさ8,000ルーメンの「LX-MU800Z」が1,920,000円前後で、6,800ルーメンの「LX-MU600Z」が1,520,000円前後(いずれも税別)。

LX-MU800Z

LX-MU800ZとLX-MU600Zは、レーザーダイオードを光源に採用したDLP方式のプロジェクターだ。青色レーザーダイオードからのレーザー光を、蛍光体ホイールとカラーホイールでRGBYの4色に分解。広い色域と優れた色再現を可能にした。

光源の寿命は、一般的な高圧水銀ランプの約10倍となる約20,000時間。投影中にランプが切れるといったリスクが低いうえ、密閉構造の光学部品がフィルターレスのメンテナンスフリーを実現している。

ランプ光源採用モデルでは難しかった設置方向の自由化に対応。上下360度どの方向にも設置できるため、天井や床に映像を写したり、縦型のポスター映像をそのまま投写できる。

DLP素子の画素数は1,920×1,200ドット。映像入力端子は、ミニD-sub15ピン、5BNC、DVD-D、BJ-45、HDMI(1.4)、BNC。BJ-45での接続はHDBaseTに対応しており、1本のLANケーブルで最長約100mの長距離伝送が可能だ。本体サイズは約W500×D594×H216mmで、質量は約28kg。