アイ・オー・データ機器は6日、デュアルコアCPUを搭載しデータ転送を高速化したネットワークHDD「HDL-AA」シリーズを発表した。1TB / 2TB / 3TBの3モデルを用意。7月下旬に発売する。価格(税別)は1TBが19,500円、2TBが23,000円、3TBが31,000円。

「HDL-AA」シリーズ

デュアルコアCPUを搭載し、リード / ライトともに同社実測値で約116MB/sでのデータ転送が可能なNAS。ドライブにはウエスタンデジタル製HDDを内蔵する。SMB 3.0に対応し、Windows 8以降の環境でさらに高速な転送が可能。

アドオンで機能を追加できる「パッケージ機能」では、自分の使いたい機能だけを追加することで内蔵メモリを節約できる。追加できる機能は、FTPファイルサービス / メディアサーバー共有機能 / クラウドストレージ共有機能など。メイン機と予備機の2台を用意し、自動でファイルの同期を行う「レプリケーション機能」や、データのほかシステム設定情報も保存する「クローン機能」も用意される。

今後のバージョンアップでは、「DTCP-IP」(2016年12月頃)、ウイルス対策ソフト「Trend Micro NAS Security」(2016年8月頃)、外出先からNASにアクセスできる「Remote Link Files」(2016年10月頃)なども追加予定。

インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×1、USB 3.0×1、USB 2.0×1。USB 3.0ポート接続でHDDの増設が可能なほか、USB 2.0ポートにUSBメモリやデジタルカメラなどを接続することで、データや写真をダイレクトにコピーできる。イメージバックアップソフト「Acronis True Image Personal 2016」も無償でダウンロード提供。

本体サイズはW45×D138×H168mm。重量は1TBが約840g、2TBが約990g、3TBが約1.1kg。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / 10、OS X 10.8~10.11、Windows Server 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2、Android 4.4~6.0、iOS 8.0~9.3。