トースターサイズなのに高性能なコンベクションオーブン

会場にはコンベクションオーブンの新モデル「ミニコンベクションオーブン EO420J-SS」も展示。その名の通りトースターのように小さなサイズのコンベクションオーブンだ。しかし、デロンギのオーブンらしくヒーターには「ロの字」型のシーズヒーターを採用している。

デロンギによると、一般的なオーブントースターの多くは石英管ヒーターを採用しているが、これは直射熱により表面を短時間で焼くのに向いたヒーター。このため、ケーキや肉料理などの「中心まで熱を通す」料理には向いていないそうだ。一方、EO420J-SSが搭載するシーズヒーターは、輻射熱によって食材全体を「包み込む」ように焼くタイプ。見た目はトースターのようなコンパクトさながら、オーブンのような「中心までじっくり焼く」料理が可能だという。

一見するとオーブントースターのように見えるコンパクトサイズのEO420J-SSだが、シーズヒーターやコンベクション機能の搭載といった高い性能を誇る

会場では、料理家の渡辺麻紀氏が、同じタイプのシーズヒーターを搭載したデロンギ「スフォルナトゥット・クラシカル コンベクションオーブン EO14902J」を使用した実演試食会を行った。渡辺氏は、調理をしながら「EO14902Jはコンパクトな見た目ですが、オーブンとしての能力は本格的。熱風と輻射熱を使ってムラなく加熱するので、スポンジケーキを焼いても全体が均一にふっくらと膨らむんです。オーブン料理は下ごしらえをした材料を放り込めばあとは『待つだけ』と手間のかからない調理法なので、皆さんにもどんどん活用してほしいですね」とコメントした。

実際にオーブンを使用した実演デモンストレーションも。試食用に多くの量を作るため、実演では同じタイプのシーズヒーターを採用しているEO14902Jで行われた。「時間と温度などの基本的なダイヤルしかないので、機械が苦手な私でもマニュアルなしで使えます」(渡辺氏)

試食したのは「赤い野菜とかつおのヴァニラ・チリ風味グリル」。かつおも野菜も中までしっかりと火が通っており、野菜の甘みが強く感じられた