ボタンとランチャーでiPhoneライクな使い勝手を実現

SAMURAI REIには、Android 6.0が搭載されています。しかし、Androidで画面下に表示されるナビゲーションバー(「戻る」、「ホーム」、「履歴」)はありません。代わりに、ナビ機能を持つ「FREETELボタン」を使います。ボタンを軽くタッチすると1つ前の画面に戻ります。1回押すとホーム画面が、すばやく2回押すとアプリ履歴画面が表示されます。また、長押しすると「Google Now」が起動します。ロックを解除する指紋認証にも対応しています。

「戻る」と「ホーム」がひとつのボタンで操作できる点は、想像以上に快適でした。iPhoneから機種変更する人もすぐ慣れるでしょう。ナビゲーションバーを使いたいときは、設定から表示させることも可能です。

そして、REIのホームには「FREETEL UI」が設定されています。すべてのアプリアイコンがホーム画面に表示され、画面下部からランチャーを引き出せます。この作りもiPhoneから移行したユーザーには馴染みやすいインタフェースです。片手で操作するのが難しいREIの使用を助けてくれます。

ホームボタンは5つの機能を兼ね備えており、指の動きで使い分ける

画面下から引き出すランチャーは、iPhoneのコントロールセンターを彷彿とさせる

見た目から想像できないコスパ! 店頭販売もあり

そして、SAMURAI REIの本体価格は29,900円。同クラスの格安スマホと比較しても、コスパの良い価格です。さらに、スマホ本体+通信料+最大60分の無料通話+補償を月額2,990円から利用できる「REIプレミアムバリュープラン」が提供されます。本体込みでこの月額料金は、かなりトライしやすい価格です。

購入方法はオンラインショップだけでなく、ヨドバシカメラやビックカメラ、Smart Laboでの店頭販売も行っています。サポートはウェブサイトからオンラインチャットで受けることができます。

女性でも持てるオシャレな外観だがカメラが惜しい!

レビュー用に端末をお借りしたとき、デザイン性の高さには驚きました。格安スマホにありがちなゴツめのデザインではなく、薄さと軽さ、そしてアルミのボディは室内でも屋外でも美しく輝きます。カラバリも豊富で、女性にも自信を持ってオススメできます。

しかし、カメラ性能はもうひとつでした。カメラを急いで構えたときに画面がカクつき、シャッターチャンスを逃してしまうこともありました。また、ブラウザやメールを使って10分ほど経つと、本体が熱くなるのも気になる点です。

とはいえ、通常の使用で処理スピードが遅いと感じることはなく、FREETEL SIMの通信も快適です。まずは店頭で実物を見てほしいと感じた一台でした。