3つの強みをスマホに集中して第三極を目指す

UQコミュニケーションズの野坂社長は「今週末はボーナス支給日で夏商戦が始まるタイミング。政府の動きでMVNOに注目が集まっている」と指摘。総務省タスクフォースによる提言などで三大キャリアの影響力が弱まり、いわゆる格安スマホに人気が集まっているタイミングで新サービスの発表を行うという狙いを明らかにした。

野坂社長は同社のアセット(財産)を「UQブランド」「モバイルデータ通信」「データ通信では50%を超える家電量販店シェア」と分析。モバイルデータ通信ではこれまでキャリアアグリゲーション(CA)や4×4 MIMOによる220Mbpsを実現してきたが、「おそらく年内に4×4 MIMO+CAで440Mbpsを実現」することを明らかにし、業界最高速に返り咲き、データ通信といえばUQと思い出してもらいたい」と述べた。

現在の最高速はNTTドコモのLTE-Advancedで375Mbps。ドコモも増速の噂があり、LTE Cat.9の規格どおりなら450Mbpsが実現可能だが、速度競争の行方も見ものだ

また、同社は家電量販店の店頭を中心に展開しているが、「打倒イーモバイル(現ワイモバイル)」を合言葉に販売を強化してきたところ、ついにデータ通信での市場シェア50%超を達成したことを報告。同社販売スタッフの販売力の高さを讃えた。

そしてこれからはWiMAXで培ってきた強みをスマートフォンに投入し、三大キャリアとMVNOの中間にあたる第三極、「プレミアムなコスパ・スマホ」をキーワードに、価格と価値のバランスがとれたサービスを展開していきたいと表明した。

KDDIとの関係を考えると、ソフトバンクにおけるワイモバイルに相当する「MVNO的な役割を持つサブブランド」という位置付けになるだろうか。独自回線を持つ強みをどう生かすかや、独立系MVNOとの差別化なども見ものだ