Amazonは6月22日(米国時間)、電子書籍リーダー「Kindle」の新世代モデルを発表した。前世代よりコンパクトで薄く軽量になり、2倍のメモリーを搭載する。カラーはブラックとホワイトの2色。すでに予約受付が始まっており、キャンペーン情報付きが8,980円、キャンペーン情報なしが10,980円。発売予定日は7月20日だ。

Kindle 2016年モデルはさらに薄く、丸みのあるデザインに

Kindleは、電子ペーパーディスプレイを搭載したKindleシリーズの中で、バックライトを搭載していないベーシックモデルだ。前世代のサイズが169×119×10.1ミリ (191グラム)だったのに対して、新モデルは160×115×9.1ミリで重さがわずか161グラム。Kindle VoyageのWi-Fiモデル(180グラム)よりも軽くなった。片手で扱いやすいように、より丸みのあるデザインになっている。また、Bluetoothを内蔵しており、英語コンテンツで利用できるアクセシビリティ機能VoiceViewの読み上げに、ペアリングしたヘッドフォンやスピーカーを使用できる。主な仕様は以下の通り。

  • ディスプレイ:Pearl電子ペーパー、6インチ(解像度167ppi)
  • ページ送り:タッチスクリーン
  • ストレージ:4GB(数千冊のKindleブックの保存が可能)
  • Wi-Fi:802.11 b/g/n
  • バッテリー:ワイヤレス接続オフ、1日30分の使用で最長4週間
  • サイズ:160×115×9.1ミリ、161グラム

他のKindle端末やKindleアプリと読書を同期するWhispersync、辞書、ブックに含まれるキーワードを素早く確認できるX-Ray、読んでいる章や本を読み終えるまでの推定時間を表示するリーディングタイムといったKindleの主なサービスや機能をサポートする。パーソナライズ化されたホーム画面、設定にアクセスしやすいツールバーなど今年2月にリリースされたKindleシリーズ向けの大型アップデートに対応。メモやハイライトをユーザーのEメールに書き出す機能など、Amazonが間もなくリリースするアップデートの機能も利用できる。