TMPGEnc Video Mastering Works 6 V6.1.4.25(グラフ30)

ペガシス
http://www.pegasys-inc.com/ja/index.html

Skylakeのレビューでは遠近補正の機能を試してみたが、思ったほどCPU負荷は高くなかったので、今回は割愛し、以下の2つを実施してみた。

  • 4Kソース(tearsofsteel_4k.mov:3840×1714@24fps H.264)を同サイズのH.264/AVC動画に再変換(Photo36)
  • 4Kソース(tearsofsteel_4k.mov:3840×1714@24fps H.264)を同サイズのH.265/HEVC動画に変換(Photo37)

Photo36:x265のMain@Level 5を選択

Photo37:x264のHigh@Level 5.1を選択

結果はグラフ30の通りである。全体で17,616フレームの動画であり、一番高速なCore i7-6950X+H.264/AVCのケースでも所要時間は23分弱、一番遅かったCore i7-6700K+H.265/HEVCのケースでは88分半ほど掛かっている。グラフ30は、この所要時間から変換のフレームレートを算出してみたものだが、ここでも見事に8 : 5 : 10の結果が出現した。

さすがに4K画像をH.265/HEVCでエンコードすると、その処理は半端なく重く、Core i7-6590Xは確かに最速ではあるが、十分高速か? と言われると「まだまだ」と言わざるをえない。とはいえ、確かにこうしたケースではIntelが言うだけの性能改善があることそのものは確認できたと思う。