スポーツウオッチブランドのスントから、GPSナビゲーション機能や多彩なアウトドア機能を備えた「SUUNTO TRAVERSE」の新モデルとして、ミリタリー(軍)関係からのフィードバックを受けた機能を搭載した「SUUNTO TRAVERSE ALPHA」が登場する。

SUUNTO TRAVERSE ALPHAは、2016年4月に北米でリリースされた新作。米国防総省が定める環境耐性テスト「MIL-STD-810」をクリアしている。ラインナップは、ステルスカラー(ブラック)の「TRAVERSE ALPHA STEALTH」と、カーキカラーの「TRAVERSE ALPHA FOLIAGE」だ。いずれも5月20日の発売で、税別価格は69,000円。

TRAVERSE ALPHA STEALTH

TRAVERSE ALPHA FOLIAGE

主な新機能は、射撃時の衝撃を感知して位置を自動記録する「オートマチック・ショット・ディテクション」、指定した日付(過去・現在・未来)で月の満ち欠けを表示する「ムーン・フェイス・カレンダー」、目へのダメージを減らすとともに暗闇での明かり漏れを防ぐ「レッドバックライト」、目的地へのナビゲーション中に移動速度を計算して到着まだの所要時間を示す「ETE」(Estimated Time En-Route)などだ。

レッドバックライト

カレンダー機能には、日の出と日の入り時刻の表示やアラーム機能もある。レッドバックライトは、通常のホワイトバックライトに切り替え可能だ。

位置計測はGPSのほか、ロシアの衛星位置システム「GLONASS」に対応し、ルートの軌跡や高度、速度などを計測する。iOSまたはAndroidのスマートフォンともBluetooth接続で連携し、無料アプリ「Movescount App」を用いてデータの同期が可能だ。

さらに、消費カロリーや歩数の記録、スマートフォンの着信通知、メール受信通知と件名・本文の一部表示といった、スマートウオッチ機能も備える。

ケース素材はグラスファイバーコンポジット、ベゼル素材はステンレススチール、風防はサファイクリスタルガラス、ストラップ素材は撥水ナイロンだ。ケース径は50×50mmで、厚さは16.5mm、重さは70gとなる。防水性能は10気圧。

電池は内蔵バッテリーで、持続時間はGPSの受信設定によって変わる。1秒ごと取得の場合は最大10時間、5秒ごとの場合は最大15時間、1分ごとの場合は最大100時間だ。時計画面の表示だけだと最大14日間となる。

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