Fossil Groupは5月13日、MISFITブランドから、ウェアラブル活動量計の新製品「MISFIT RAY」(ミスフィットレイ)を発表した。税別価格はTPU素材のスポーツバンドモデルが12,800円、レザーバンドモデルが15,800円で、いずれも5月27日に発売する。本体はカーボンブラックとローズゴールドの2色を用意し、バンドとの組み合わせによって計4モデルをラインナップする。
写真左から、「MISFIT RAYローズゴールド/ブラックスポーツバンド」、「MISFIT RAYカーボンブラック/ブラックスポーツバンド」 |
写真左から「MISFIT RAYカーボンブラック/ブラックレザーバンド」、「MISFIT RAYローズゴールド/グレーレザーバンド」 |
- 「MISFIT RAYカーボンブラック/ブラックスポーツバンド」 12,800円
- 「MISFIT RAYローズゴールド/ブラックスポーツバンド」 12,800円
- 「MISFIT RAYカーボンブラック/ブラックレザーバンド」 15,800円
- 「MISFIT RAYローズゴールド/グレーレザーバンド」 15,800円
RAYは、Bluetooth接続でスマートフォンと連携。1日の活動量や睡眠の記録を、専用アプリ(Misfit Link)を使ってスマートフォンに記録できる活動量計だ。MISFITブランド初となる円柱形状を採用し、本体のサイズは直径12mm、長さ38mm、電池を含む本体重量は8gと軽量・コンパクトを実現。
既存モデルから簡易的な時計機能こそ省かれたものの、マルチカラーLEDや3軸加速度センサー、50m防水、バイブレーション、スマートボタンなどは、既存モデルと同等の機能を備えた。具体的には「歩数」「消費カロリー」「移動距離」を自動で記録できるほか、活動目標の設定、1日の活動量のグラフ表示、睡眠時間の記録などが専用アプリ経由で可能だ。
電源はボタン電池(393またはSR754W、SE48W)を3つ使用。電池寿命は最大約6カ月。対応端末は、iPhone 4s以降、iPod Touch 5、第3世代iPad 3以降、Samsung Galaxy S 4 / 5 / 6、Samsung Galaxy Note 3、Google Nexus 4 / 5 / 6、のほか、Android 4.3以降を搭載したBLE対応端末だ。iOS用アプリはiOS 7以降、Android用アプリはAndroid 4.3以降に対応する。
寸劇デモがおもしろかった発表会
5月13日には、「MISFIT RAY」新製品&事業戦略発表会が開催された。はじめに、MISFITの創業者でもあり、Fossil GroupコネクテッドデバイスPresident兼CTO サニー・ヴ―氏が登壇。
2015年、Fossil Groupによる買収を歓迎し、アルマーニやDIESELといったブランドと同じグループの一員になれたことを嬉しく思うと語った。
RAYの基本機能について解説したのち、デザイン設計プロセスや開発秘話も紹介。目指したのは、アクセサリー感覚で身に着けられる、ミニマルでシンプルなデザインだ。「シンプルにするには複雑を克服することだ」とし、技術的な問題をクリアしながら、デザインを決めていく作業は多くの労力を費やしたが楽しい時間だったとにこやかに語った。
また、フォッシルジャパン代表取締役社長 木村信也氏は、MISFITブランドの確立とMISFITの技術力を、ほかのフォッシルブランドへ融合・展開を積極的に行っていくという戦略を述べた。
会場ではRAYのデモも行われ、寸劇風の演出と語りが報道陣の笑いを誘っていた。