デルの「New Latitude 13 7000」シリーズ(以下、Latitude 13 7000)は、ビジネス向けの位置付けとなる13.3型モバイルノートPCだ。デル史上最小の13.3型ノートPCだという。直販サイトでは個人ユーザーでも購入でき、ノートPCを持ち運んで使うことが多いなら、個人用途でも強力な選択肢のひとつだ。
■試用機の主な仕様 [製品名] New Latitude 13 7000 [CPU] Intel Core m7-6Y75(1.2GHz) [メモリ] DDR3L-1600 16GB [グラフィックス] Intel HD Graphics 515(CPU内蔵) [ストレージ] 512GB SATA M.2 SSD(Samsung PM871) [光学ドライブ] なし [ディスプレイ] 13.3型ノングレアIPSフルHD(1,920×1,080ドット)タッチ非対応 [OS] Windows 10 Pro 64bit [サイズ/重量] W304.8×D210.5×H14.32mm/約1.2kg [直販価格(税別・送料込み)] 134,980円~ ※試用機の価格とは異なる |
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Latitude 13 7000は、天板の素材と液晶ディスプレイの種類によって4モデルに大別される。天板の素材は、カーボンファイバーかアルミだ。液晶ディスプレイは、ノングレア(非光沢)のフルHD解像度(1,920×1,080ドット)か、タッチ対応のQHD+解像度(3,200×1,800ドット)+Corning Gorilla Glassとなる。概要とおおよその重量は以下の通りだ。
- カーボンファイバー天板 / 非タッチパネル : 1.12kg
- カーボンファイバー天板 / タッチパネル : 1.2kg
- アルミニウム天板 / 非タッチパネル : 1.19kg
- アルミニウム天板 / タッチパネル : 1.27kg
本体サイズはW304.8×D210.5×H14.32mmで、フットプリントはほぼA4サイズ。薄型ベゼル(InfinityEdge)の液晶ディスプレイによって、11型クラスのフットプリントながら13.3型の液晶ディスプレイを搭載している。
2016年5月上旬の直販サイトでは、ベースモデルとして「ベーシック」「プレミアム」「プラチナ」の3モデルが並ぶ。BTOにも対応しているのだが、ソフトウェアやセキュリティ機能、サポートメニューなどで、CPU、メモリ、ストレージ、液晶ディスプレイといったハードウェアは変更できない。ハードウェア選択肢の拡充も予定しているとのことなので、好みの構成(と価格)が選べるようになるまで、少し待つのも手かもしれない。
今回の試用機は上記モデルのいずれにも該当しないのだが、ハードウェアスペック以外の部分は共通なので、その辺りを中心に見ていこう。