パイオニアの中国現地法人である先鋒電子は、蘇州清研微視電子科技(以下、清研微視)と共同で、ドライバーの眠気を検知する「眠気検知ユニット」を開発した。

写真はパイオニアのカーナビ「AVIC-RL99」

眠気検知ユニットは、パイオニアのハードウェア開発技術と、清研微視の画像認識技術や眠気検知アルゴリズムを組み合わせて開発された。ステアリングの状況を踏まえてドライバーの状態を数値化し、ドライバーの眠気を検出する。

眠気検知ユニットと既存のソリューションシステムを連携させることで、事故発生のリスクを低減する先進運転システムを構築できる。たとえば、ドライバーの状態をリアルタイムに把握し、眠気の程度に応じて警告を行えるようになる。自動運転車の自動化レベル3(加速・操舵・制動はシステムが行うが、緊急時のみドライバーが対応する車)においても、車室内センシング用途への活用を検討していく。

清研微視は、中国・清華大学蘇州自動車研究院傘下のベンチャー企業。