この連載では、ガジェット愛にあふれたライター・ジャイアン鈴木氏が足の向くまま気の向くままに、琴線に触れたガジェットをレビューしていきます。

こんにちは、ジャイアン鈴木です。いきなりですが、「Google Glass」を覚えていますか? 「電脳コイル」ファンのワタシは、Googleが開発していたヘッドマウントディスプレイ型拡張現実ウェアラブルコンピュータ「Google Glass」を心底待ち望んでいたのですが、結局発売されることはありませんでしたね。ホント、がっかりです。

「Google Glass」を装着して街を闊歩したかったです。残念。ちなみに「電脳コイル」は2007年にNHK教育で放映していたアニメで、「Google Glass」と同じメガネ型ウェアラブルコンピュータを使って現実世界とリンクした仮想世界を少年少女が冒険していく名作です

そんなワタシを不憫に思ったのか、イケてる製品を数多くリリースしているIT企業の筆頭であるサンコーが発売したのがメガネ装着用カメラ「メガネni付け撮~る」です。

サンコー「メガネni付け撮~る」の販売ページ。モデルのクオリティーはGoogleを凌駕しています。直販価格は税込6,980円です(19日時点ではセール中で5,980円)

サンコーの製品名を入力するたびに自分の文章の無力さを痛感するのですが、「メガネni付け撮~る」は"メガネに付けて動画や写真を撮るカメラ"です。以上! ……で終わると本連載担当のM田に叱られるので(編注:そりゃ叱りますよ!)、蛇足とは思いつつ「メガネni付け撮~る」の詳細について解説していきましょう。

本製品には、カメラ本体のほかに、伊達メガネ、マイクロUSBケーブル、ゴムバンド(大×4、小×4)、取り扱い説明書が同梱されています。税込6,980円と割安感の高い価格設定ながら、伊達メガネやマイクロUSBケーブルが付属しているところに好感が持てます。

同梱物一覧。伊達メガネも同梱されています。ユーザーフレンドリーです!

自前のメガネに「メガネni付け撮~る」を装着してみました。メガネの重心などにも特に違和感はありません。なお「iPhone SE」のインカメラで撮影したら盛大にハレーションしてしまいました。スイマセン

本体のサイズはW16.5×D53×H25mm、重量は14g。14gとは言えメガネの片側に装着するとバランスが崩れるのが少し心配でしたが、まったくの杞憂でした。「メガネni付け撮~る」を付けていても、その存在を忘れるほど違和感はありません。

メガネのツルの太さに合わせて、ゴムバンドは大×4、小×4が用意されているので、ほとんどのメガネに対応できるはずです

同梱の伊達メガネに装着してみました

本製品の操作は非常にシンプルです。前のボタンが電源・動画撮影スイッチ、うしろのボタンが写真撮影・音声録音スイッチです。スイッチはふたつしかないので、一度覚えれば操作を間違える心配はないでしょう。

カメラ部分(左)と、充電用インタフェース部分(右)。インタフェースはmicroUSBで、上部にmicroSDカードスロット(最大32GB対応)が用意されています

前のボタンが電源(長押し)・動画撮影(1回押し)スイッチ、うしろのボタンが写真撮影(1回押し)・音声録音(長押し)スイッチ。スイッチの大きさは異なるので、手探りでも操作可能です