ライカカメラは4月18日、「ライカSL」の最新版ファームウェアVersion 2.0の提供を開始した。ライカSLのユーザー登録が済んでいれば、カスタマーサイトから無償でダウンロードできる。

ライカSL(写真のレンズは、ライカ バリオ・エルマリート SL f2.8-4/24-90mm ASPH.)

最新版ファームウェアの主な改善点としては、まずダイレクト露出補正が使えるようになった。シャッタースピードダイヤル(PモードまたはAモード)、クリックホイール(Tモード)によって、露出補正を設定可能だ。オートフォーカスの精度と追尾性能も向上している。

シャッタースピードの範囲も拡大した。手動設定における低速側のシャッタースピードを30分まで設定でき、自動設定される高速側のシャッタースピードが1/16000秒までとなった(電子シャッター設定時)。

そのほか、JPEG画像の画質向上、ホワイトバランス性能の向上、ノイズリダクション追加、オートISOの性能向上とオプション追加、動画形式と動画画質のメニュー項目を統一、フォーカスピークの性能向上と感度オプションを追加、DNGファイルの仕様変更(撮影画像の拡大表示に対応)、ライカ製フラッシュユニット使用時におけるカメラ動作の見直し、といった改善を図っている。