ユミルリンクは4月8日、TLS暗号化したメール配信やSMTPリレーする機能を追加したメールリレーサーバ「Cuenote SR-S」の最新版を提供開始したと発表した。

「Cuenote SR-S」は、メールリレー機能やメール文書生成機能を持つ高速メール配信エンジンで、顧客のシステムのメール配信先を同ソリューション上にリレー(転送)することで配信速度を向上させ、大量配信で問題となる配信遅延を解消する。

今回の機能追加により、TLS暗号化を行うSTARTTLSをサポートした。これにより、TLS暗号化に対応した特定のメールプロバイダーに対して、TLS暗号化した安全なメールを配信できるようになった。また、SMTPリレー時のSTARTTLSをサポートし、顧客システムとCuenote SR-S間のメールをTLS暗号化できる機能も付加された。

STARTTLSに対応したSMTPリレー、メール配信のイメージ図

STARTTLSは、メール送信先のサーバがSTARTTLSに対応していれば、メール送信するための通信は自動的にTLS暗号化し、送信先のサーバが対応していなければ、メールを平文で送信する仕組み。

「STARTTLS」イメージ図

販売価格は、クラウドサービス(ASP・SaaS)が初期費用15万円から、月額費用が7万5000円から(いずれも税別)で、オンプレミス型ライセンスが年間ライセンス費用120万円から(いずれも税別)となっている。