iDA(アイ・ディ・アクセス)は3月11日、同社が実施した「お仕事に関する調査」の結果を公表した。

同調査は、全国の30歳から49歳までの有職者の女性300人を対象として2月10日から12日にかけてWebアンケートにより実施したもの。世代別の内訳は30代・40代とも150人。

調査の結果、「初めての就職時に不安だったこと」は、全体では「人間関係」が71.7%、「仕事についていけるか、慣れるか」が60.0%と抜きんでていた。

また、「初就職の際に参考にした情報経路」については、全体では「特に無し」が39.3%と最多であり、以下、両親(30.3%)、学校の就職課(23.0%)、友人・知人(22.3%)と続く。世代で比較すると、40代は30代よりも学校の就職課の比率が高く、30代は両親の比率が高い。

初就職時に参考にした情報経路・世代比較(複数回答)

「社会人1年目にやっておけばよかったと思うこと」については、全体では「資格を取得すればよかった」が38.7%と最多であり、「お金を貯めていればよかった」が31.0%で続く。逆に、「もっと仕事関係の飲み会に参加すればよかった」(2.3%)や「恋人を作ればよかった」(8.7%)は少なく、実用的な項目に集中している。

世代別に見ると、30代では複数回答が多く、40代よりも「やっておけばよかった」と思う項目が多いようだと同社は見ている。

社会人1年目にやっておきたかったこと・世代比較 (複数回答)

「社会人1年目の人へ人生の先輩としてアドバイスしたいこと」を尋ねたところ、全体では「もっと若いうちに努力した方が、ゆくゆくの財産になる」が34.0%で最も多く、以下「もっと気を楽に構えていい、人生は長い」(32.7%)、「もっと将来を考えてスキルを磨いた方がいい」(29.7%)と続く。「そのままでいい」は2.7%で最も少なく、何かしらは伝えたいことがあるようだと同社は分析する。

世代で差が大きい項目を見ると、「もっと遊んだ方がいい、身軽なうちにしか経験できないこともある」が30代の25.3%に対して40代は14.7%となった。

社会人1年目へのアドバイス・世代比較 (複数回答)