米Twitterは2月10日(現地時間)、重要な新着ツイートを優先して表示するタイムラインの新機能を発表した。

最後にタイムラインを開いてからしばらく時間が経過してタイムラインにアクセスした時に、前回からこれまでの新着ツイートの中から重要なツイートが「新着ツイートのハイライト」として表示される。新着ツイートが少なかったり、前回からの間隔が短い場合は表示されない。報道によると、重要なツイートの選別には、1年前に提供を開始した「前回アクセスから今までのツイート」機能で培ってきたアルゴリズムが用いられている。フォロー数が多くなると新着ツイートが増えて、自分にとって重要なツイートが見つけにくくなるが、「新着ツイートのハイライト」が表示されたら効率よく重要な新着ツイートを確認できる。ハイライトにまとめられたツイートは時系列で並び、さらにその他のツイートが時系列で続く。そしてタイムライン画面をプルダウンして更新すると、ハイライトが消えて通常の時系列表示に戻る。

新機能はすでにロールアウトが始まっている模様で、Twitter.com、モバイルアプリ(iOS、Android)で利用できる。オン/オフは設定に設けられたタイムライン項目内の「重要な新着ツイートをトップに表示」で切り替える。現在は利用したいユーザーがオンにしなければならないが、同機能は数週間中にオン状態で提供されるようになり、使いたくない場合にユーザーがオフする。

このタイムラインの新機能については、Twitterが近々新しいタイムライン表示を発表するとBuzzedやThe Vergeが先週に報じて話題になっていた。ただし、新機能に期待する声ばかりではなく、Twitterユーザーの間からは時系列の並びが崩れる可能性を心配する声が上がり、噂の段階にも関わらず新しいタイムラインに反対するユーザーが少なくなかった。しかしながら、「新着ツイートのハイライト」は基本的に時系列の並びを維持しており、さらにユーザーが完全にオプトアウトすることが可能で、噂の段階で一部のTwitterユーザーが懸念していたようなタイムラインを根本的に変えるようなものではない。

Twitterによると、新しいタイムライン機能を利用したユーザーのリツイートやツイート、ライブコメント、会話の回数が増しており、Twitterから流れてくるコミュニケーションや情報にユーザーがより関わる傾向が確認されている。