米Microsoftは2月2日(米国時間)、Windows 10へのアップグレード関連の更新プログラムを、これまでの「オプションの更新プログラム」から「推奨される更新プログラム」に昇格させた。

Windows 10へのアップデートを促すポップアップ(英語環境)

自動更新に関連するプログラムは「Windows 7 アップグレード用互換性更新プログラム」である「KB2952664」と、「Get Windows 10(GWX)」をインストールする「KB3035583」。Windows Updateを自動更新にしている場合、自動的にWindows 10をインストールする準備を開始する。

しかし、自動でWindows 10にアップグレードされるわけではなく、あくまでも準備を行うだけ。ユーザーがアップグレードを選択しない限り、勝手にWindows 10がインストールされることはないという。

しかし、業務利用の場合、アップグレードすることで、社内システムや業務アプリが正常に動作しなくなる恐れがある。万が一に備え、自動更新を適用しないように設定しておくのも手だろう。安定動作を優先するのであれば、システムやアプリの検証が完了するまではアップデートを控えたい。また、Windows 10にアップグレードした場合でも、31日以内であれば以前の環境に戻すことも可能だ。

今回のWindows Updateにおける更新プログラムの扱いは、2015年10月に予告していたもの。1月18日(米国時間)に発表された調査結果ではWindows 10のシェアがWindows 8.1を超えたことを発表しており、順調に移行が進んでいることがわかる。