NECパーソナルコンピュータは13日、一体型デスクトップPC「LAVIE Desk All-in-one」シリーズの2016年春モデルを発表した。2016年1月中旬から順次、出荷を開始する。価格はオープンで、店頭予想価格は149,800円前後から(以下すべて税別)。
LAVIE Desk All-in-oneシリーズの春モデルは、液晶ディスプレイのサイズを、下位モデルまですべて23.8型で統一し、第6世代Intel CoreプロセッサなどSkylake(開発コードネーム)世代のCPUを全モデルで採用。本体デザインもブラッシュアップされ、上位モデルから下位モデルまで液晶ディスプレイ部が狭額ベゼルとなり、シャープ感を強めた印象だ。
また、付属のリモコンも新しくなっている。従来の付属リモコンは裏面がタッチパッドだったが、今回の新モデルでは一般的なテレビやレコーダーに近い形状とボタン配置のリモコンとなった。
DA970/DAB
最上位となる「DA970/DAB」は、狭額6mmベゼル(非表示エリアを含む)の光沢IPS液晶ディスプレイを搭載。解像度は1,920×1,080ドットのフルHDだ。前モデルから本体の奥行きを30mm縮めて220mmとなったほか、画面が目の前に広がるようなスタンド形状とすることで、コンテンツへの没入感を高めた(チルト角は15度)。液晶ディスプレイの上部には、有効200万画素/ステレオマイク内蔵で収納式のIntel RealSence 3Dカメラを配置している。
AV機能では、デジタル3波(地上/BS/110度CS)チューナー×4基を装備。ヤマハ製の2.1chスピーカーシステムを内蔵し、3W+3Wステレオスピーカー、および6Wのウーファーという構成だ。同じくヤマハ製のハイレゾ音源対応プレーヤーアプリ「HiGrand Music Player」をプリインストールしている。HiGrand Music Playerが対応するハイレゾ音源のファイル形式は、最大192KHz/24bitのflac / m4a / wav、および2.8MHz/1bitと5.6MHz/1bitのDSD(dsf)だ。
主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6567U(3.30GHz)、メモリがDDR4-2133 8GB(8GB×1・最大16GB)、ストレージが4TB SATA HDD、グラフィックスがIntel Iris Graphics 550(CPU内蔵)、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブ。OSはWindows 10 Home 64bit。
インタフェース類は、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN(規格値最大867Mbps)、Bluetooth 4.0、USB 3.0×3(うち1基はパワーオフUSB充電機能付き)、USB 2.0×2、ヘッドホンマイクジャック(4極ミニプラグ)、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットなど。
本体サイズはW544×D220×H418mm(最小傾斜、カメラ収納時)、重量は約9.8kg。109日本語キー配列準拠のワイヤレスキーボードと、チルトホイール付きのワイヤレスレーザーマウス、Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービスが付属する。本体カラーはファインブラックのみ。店頭予想価格は244,800円前後。
DA770/DAシリーズ
ひとつ下位の「DA770/DA」シリーズには、本体カラーとしてファインブラック、ファインホワイト、クランベリーレッドの3色を用意。店頭予想価格は224,800円前後。主な仕様は上記のDA970/DABとほぼ同じで、相違点は以下の通り。
CPUはIntel Core i7-6500U(2.50GHz)、グラフィックスはIntel HD Graphics 520(CPU内蔵)、ストレージは3TB SATA HDD、TVチューナーはデジタル3波(地上/BS/110度CS)チューナー×2基、液晶ディスプレイ上部のカメラが720p(有効92万画素)Webカメラ。本体サイズはW544×D220×H418mm(最小傾斜、カメラ収納時)、重量は約9.7kg。
DA570/DAB
フレーム型きょう体の「DA570/DAB」は、本体カラーがファインブラックのみで、店頭予想価格は199,800円前後。従来モデルの21.5型液晶から23.8型液晶へと大画面化しながら、狭額ベゼルによって本体幅を14mm増にとどめた。また、設置時の奥行きも従来と同じ190mmをキープしている。
主な仕様は、CPUがIntel Core i5-6200U(2.30GHz)、メモリがDDR4-2133 4GB(4GB×1・最大16GB)、グラフィックスがIntel HD Graphics 520(CPU内蔵)、ストレージが3TB SATA HDD、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブ。OSはWindows 10 Home 64bit。
TVチューナーはデジタル3波(地上/BS/110度CS)チューナー×1基で、ヤマハ製の2W+2Wステレオスピーカーを搭載している。23.8型のIPS液晶ディスプレイは光沢タイプ、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)だ。
インタフェース類は、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN(規格値最大867Mbps)、Bluetooth 4.0、USB 3.0×3(うち1基はパワーオフUSB充電機能付き)、USB 2.0×2、ヘッドホンマイクジャック(4極ミニプラグ)、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロット、720p(有効92万画素)の収納式Webカメラなど。
本体サイズはW544×D190×H402mm(最小傾斜、カメラ収納時)、重量は約8.1kg。109日本語キー配列準拠のワイヤレスキーボードと、チルトホイール付きのワイヤレスレーザーマウス、Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービスが付属する。
DA370/DAシリーズ
「DA370/DA」シリーズは、フレーム型きょう体を採用したスタンダードモデル。本体カラーはファインブラック、ファインホワイト、クランベリーレッドの3色で、店頭予想価格は159,800円前後。
主な仕様は、CPUがIntel Celeron 3855U(1.60GHz)、メモリがDDR4-2133 4GB(4GB×1・最大16GB)、グラフィックスがIntel HD Graphics 510(CPU内蔵)、ストレージが1TB SATA HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ。OSはWindows 10 Home 64bit版。
そのほかは上記のDA570/DABに準ずるが、無線LANの最大速度(規格値)が433Mbpsに、付属のオフィススイートがOffice Personal Premium プラス Office 365 サービスとなる。本体サイズはW544×D190×H402mm(最小傾斜、カメラ収納時)、重量は約7.9kg。
DA350/DAW
エントリーモデルの「DA350/DAW」は、本体カラーがファインホワイトのみ、店頭予想価格が149,800円前後。
上記のDA370/DAシリーズから、TVチューナーとリモコンを省略している。そのほか主な仕様やインタフェース類は、DA370/DAシリーズと共通。本体サイズはW544×D190×H402mm(最小傾斜、カメラ収納時)、重量は約7.8kg。