子供の帰りが遅い……。でも、小学生ともなれば一人で通学し、友達と遊びに行くのだから、少し遅れたくらいであちこち連絡して心配するのはちょっと大げさかも…。そんな不安の解消に一役買う、子供の見守りサービス「otta」(オッタ)の実証実験が千葉県で始まった。
興味津々のお母さんたちが列を作る
「いち早く導入できて嬉しい。他の保護者にもぜひ知ってもらって参加してほしい」
そう語るのは、小学校のPTA役員も務める関口さんだ。
年が明けて間もない1月6日、首都圏のベッドタウン千葉県市川市の北部に位置する市立中国分(なかこくぶ)小学校の体育館に、ottaの実証実験に興味を抱いた約60人の保護者が集まった。6年生男子と3年生女子の母である関口さんもその一人。ottaの代表挨拶に始まり、サービス概要の説明、質疑応答とアンケート記入が行われ、otta端末「otta.b」の受け渡しが始まると行列ができた。
どの保護者もottaの導入に前向きで、参加者のほぼ全員が利用規約に同意して端末を持ち帰った。関口さんのような子供が複数いる保護者もいたり、時間の都合で参加できなかったママ友の分を持ち帰る保護者もいて、それらを含めると約100名分の端末の配布となった。小学生の親にこれほど期待されているottaとは何だろうか。