運動を「楽しい!」と思えた

改めて、2016年の目標は「運動する」である。実は2014年も2015年も日頃から運動せねばと感じてはいたのだ。しかし運動するまでが問題。特に冬は寒いので外出したくない……と思っていたら、A360を着けると事情が変わった。というのも、A360に「監視されている感」があって、自然と「よし、運動するか」という心持ちになったからだ。

2016年初の運動は近所のウォーキング&ジョギング。はじめはゆったりと歩いて、どんどんスピードを上げていき、心拍ゾーン2~3に留まるよう心がけた。さわやかな汗をかき、「なんだ、全然きつくないし楽しいかも」と思えたのが何よりの収穫だ。このときは合計30分ほどの運動だったが、パソコンもしくはスマートフォンからPolar Flowにアクセスすると、トレーニング中の心拍ゾーンの経過もチェックできる。

トレーニング中は現在の心拍ゾーン、現在時刻、経過時間、消費カロリーを表示。心拍ゾーンがひと目でチェックできるのはありがたかった。屋外でも視認性は良好

パソコンからPolar Flowで詳細なトレーニング結果を見てみる。正直、A360を使う前は心拍トレーニングについてほとんど何も知らなかったが、そんな筆者でも取り組めるのがうれしい。ちなみに、A360本体でもトレーニング時間や消費カロリーなど簡単なデータは確認できる

活動量計を着けるとモチベーションが上がるといった話をよく聞く。これには半信半疑で、「やる気出るっていってもせいぜい1週間くらいでしょ」といぶかしんでいた。しかし、いい意味で予想を裏切られるかたちとなり、忙しくてなかなか目標を達成できない日でもエスカレーターやエレベーターよりは階段を使ってみたり、通勤時に早足で歩いてみたり、電車で座席がガラ空きでも座らなかったり、体を動かすことをだいぶ意識しだした。

100%を達成すると褒めてくれるのも、単純だけどうれしい

睡眠中もトラッキングしてくれる。この日は夜中にたびたび目が覚めてしまったのだが、安眠度は80%だそう

Bluetoothでスマートフォンとペアリングしておくと、着信やメール受信、LINEなどの通知も表示してくれる。アルファベットと数字には対応しているが、ひらがなやカタカナは表示不可。はじめはいらない機能かと思ったが、使ってみると案外便利。通知を送るアプリをカスタマイズできたらもっとうれしい

個人的にはもう少し薄いほうが好み。半袖シーズンなら気にならないかもしれないが、袖のすぼまった上着を着るときに引っかかる