ディーアンドエムホールディングスは11月4日、マランツブランドからUSB DAC搭載のハイレゾ対応プリメインアンプ「HD-AMP1」を発表した。発売は12月上旬で、希望小売価格は140,000円(税別)。

HD-AMP1

HD-AMP1は、USB DAC機能を搭載したコンパクトなプリメインアンプ。DACチップに、米ESSテクノロジーのSABRE32こと「ES9010K2M」を採用し、PCM 394kHz/32bitやDSD 11.2MHzを再生できる(背面USB-B接続時)。前面のUSB-Aポートは、iPodやiPhoneなどとのデジタル接続が可能。WAV、FLAC、AIFF(192kHz/24bit)、ALAC(96kHz/24bit)、DSD 5.6MHzのほか、MP3、WMA、AACを再生できる。

デジタルフィルターはマランツ独自の「MMDF(Marantz Musical Digital Filtering)」を使用。標準設定時のフィルターと、アナログ音源のような音質傾向を持つフィルターの2種類を切り替えられる。また、デジタル部からの高周波ノイズの影響を抑える「デジタル・アイソレーション・システム」を採用。入力側と出力側を絶縁することで、透明度の高いサウンドを実現している。

DACチップは米ESSテクノロジーの「ES9010K2M」を採用

デジタル・アイソレーション・システムでPC接続時に流入するノイズを抑える

このほか、マランツ独自のハイスピードモジュール「HDAM-SA2」を採り入れたヘッドホン専用アンプを搭載。パワーアンプには歪みの少ないHypex Electronics社のUcD(Universal Class D)スイッチングパワーアンプモジュールを採用している。

HD-AMP1の背面パネル

定格出力は35W×2(8Ω、20Hz~20kHz、T.H.D.0.1%)、再生周波数帯域は2Hz~96kHz、S/N比は105dB。USB以外の入力端子は、同軸デジタル×1、光デジタル×2、アナログ×2。出力端子はヘッドホン×1、サブウーファー×1、スピーカー×2。本体サイズはW304×D352×H107mmで、質量は5.8kg。