フジ医療器は10月29日、マッサージチェア最上位ブランドの「サイバーリラックス」シリーズ新製品として、「AS-1000」と「AS-870」を発表した。発売は11月1日。価格はオープンで、推定市場価格はAS-1000が500,000円前後、AS-870が430,000円前後だ(いずれも税込)。サイバーリラックスシリーズ誕生以来、15年ぶりのフルモデルチェンジとなる。

AS-1000

AS-870

AS-1000

最大もみ玉突出量は12.5cm

AS-1000は、フジ医療器のマッサージチェアにおいてフラッグシップに位置するモデル。新メカユニット「深層 極メカ PRO」を搭載する。深層 極メカ PROは、サイバーリラックスシリーズで採用されてきた「2つ玉メカユニット」を継承。最大もみ玉突出量は従来の10cmから12.5cmへパワーアップし、その日のコリに合わせて突出量を12段階で調整できる(手動選択時、自動コース時は7段階)。また、背すじのラインを検出するS字ライン検知システムと、肩位置検知システムを組み合わせた「ダブルセンシング」を新たに採用。これにより、マッサージの深さとポイントを一人一人に合わせて最適化する。最大12.5cmのもみ玉突出量とダブルセンシングによって、慢性的なコリを生む深層筋へアプローチするもみ技7種類を実現した。

【左】もみ玉突出量を12段階で調節。【右】ダブルセンシングで各人に合わせたマッサージを行う

エアーユニットは「トリプルモードエアシステム」となった。ノーマルモードとパルスモードに加えて、手もみモードを追加。手もみモードでは、空気を送る速度を調整する「流量調整機能」によって人の手の緩急を再現し、じっくりとマッサージ。合計で34個のエアーバッグを備え、各部位で5段階(腕のみ3段階)の強弱調節が可能だ。

トリプルモードエアシステムを採用。緩急をつけて加圧していく手もみモードを追加した

リモコンはフルカラーのタッチパネル式へ変更。シンプルな表示のみで操作を簡単にする「ワンタッチモード」も搭載する。そのほか、座面の長さや肩マッサージの位置を改良することで、フィット感を向上。肩甲骨と足裏の部分にはヒーターを備える。

30分専門コース4つを含む21種類の自動コースを搭載。首や背、腰、坐骨といった部位ごとに7分で集中的にストレッチ・マッサージするコースも持つ。サイズはオットマン収納時でW760×D1,180×H1,220mm、脚・腕最大使用時でW880×D2,000×H700mm。重量は74kg。カラーはブラックとベージュ。

AS-870

AS-870は、ダブルセンシングと最大もみ玉突出量12.5cmを実現したメカユニット「深層 極メカ」を搭載するマッサージチェア。AS-100とは異なり、もみ玉突出量は9段階で強弱調節が可能だ。トリプルモードエアシステムや部位集中コースはAS-1000と同様。リモコンはLEDライトで操作を誘導するボタン式のものを採用する。

自動コースは12種類を搭載する。サイズはオットマン収納時でW760×D1,180×H1,220mm、脚・腕最大使用時でW880×D2,000×H700mm。重量は71kg。カラーはブラックとベージュ。

【左】AS-1000のリモコン。タッチパネル式で操作性を向上。【右】AS-870のリモコン