米Appleは27日(米国時間)、2015年度第4四半期(7月から9月)の業績を発表した。4,804万6,000台を販売したiPhoneが牽引し、売上高は515億100万ドルで前年同期と比べ22%増加した。純利益は111億2,400万ドルで、同31%増となった。

Appleの2015年度第4四半期における地域別・製品別の売上・出荷台数

製品別では、iPhoneが販売台数4,804万6,000台で同22%増、売上高322億900万ドルで同36%増となり第4四半期の販売記録を更新したものの、iPadは販売台数988万3,000台で同20%減、売上高42億7,600万ドルで同20%減となった。今年4月に発売されたApple Watchについては、販売台数や売上高を公開しなかったが、同製品が含まれるその他製品の売上高が、30億4,800万ドルで同61%増と大きく伸びている。

地域別の売上高では、米国が同10%増の217億7,300万ドル、欧州が同2%増の105億7,700万ドル、グレーターチャイナが同99%増の125億1,800万ドル、日本が同9%増の39億2,900万ドル、ほかのアジア太平洋地域が27%増の27億400万ドルとなった。

同社CEOのティム・クック氏は、クリスマスなどの年末商戦について「まもなくホリデーシーズンが始まるが、AppleではiPhone 6sおよびiPhone 6s Plusをはじめ、ケースとバンドの種類を充実させたApple Watch、新しいiPad Pro、今週出荷が始まる新しいApple TVなど、これまでで最高の製品ラインナップを用意している」とのコメントを寄せた。

また、同社は2016年度第1四半期の業績を、売上高755億から775億ドルになる見通しだとしている。