コルグは、フォノ入力やプロ・クオリティのADコンバータを搭載したDSDレコーディング・システム「DS-DAC-10R」、DSDオーディオ録再生ソフトウェア「AudioGate 4」を発表した。価格はオープンプライスで、DS-DAC-10Rは2015年11月下旬発売予定、AudioGate 4は2015年11月下旬ダウンロード開始予定。

「DS-DAC-10R」は、厳選されたパーツを使用した1BIT USB-DAC / ADC。同時に、DSD録音をサポートした「AudioGate」の最新バージョンも発表。フォノ入力にも対応しアナログ・レコードのアーカイブにも適する

「DS-DAC-10R」と「AudioGate 4」をインストールしたPCをUSBケーブルで接続し組み合わせることで、DSDであればら5.6MHz、2.8MHz、PCMの場合は最大192kHz/24bitのフォーマットでのハイレゾ録音/再生を手軽に実現可能。DS-DAC-10Rでは、ADコンバータに同社1-BIT STUDIOレコーダーMR-2000Sと同じPCM4202(TI製)、DAコンバータにCS4398(Cirrus Logic製)を採用した。レコード・プレーヤーを直接接続できるフォノ入力端子とグランド端子も装備しており、レコードをDSDによる高音質でそのままハイレゾ・データ化可能となっている。

また、入力端子はカセット・デッキなどのLINEレベル入力にも対応。さらに、「AudioGate 4」には、掛け録り/後掛けが選択できるDSDフォノ・イコライザー、RIAAと5種類のカーブも備える。なお、従来の同社DS-DACシリーズは録音機能に対応してない。