マスタードシードは23日、ASRock製無線LANルーター「G10」の取り扱い開始を発表した。11月14日に発売し、店頭予想価格は税別36,980円前後。

G10

ASRockのゲーミングブランド「ASRock Gaming」の製品。8本のアンテナを備えるほか、4x4 MIMOに対応し、5GHz帯では最大1733Mbps、2.4GHz帯では最大800Mbpsのワイヤレス通信をサポートする。また、接続した複数の端末と同時に高速通信できるMU-MIMOに加え、端末のある位置へ集中的に信号を強化して送ることができるビームフォーミングにも対応する。

ゲーム向け機能としては、ゲーム機やゲームをプレイするPCに対し、優先的に帯域幅を確保する「ゲーミングブースト」を搭載。複数のデバイスからルーターにアクセスしている場合でも、通信に与える影響を抑えるとしている。

このほか、スマートフォンやタブレット向けに提供する専用アプリで赤外線コードを学習させることで、ルータからエアコンやテレビなどの操作も可能だという。

有線LANインタフェースはGigabit Ethernet対応で、インターネット側が1ポート、LAN側(スイッチングハブ)が4ポートだ。2基のUSB 3.0ポートも搭載し、USB HDDを接続すれば簡易NASとして利用できる。本体サイズはW266×D82×H184mm、重量は約620g。

また、着脱式のHDMIドングル「H2R」が付属。トラベルルータとHDMI Miracastドングルの機能を備えたもので、テレビやディスプレイにHDMIで接続することで、ネットワーク経由でスマートフォンやタブレットなどの画面を投影できる。

H2R

旅行先のホテルなどで用意されているLAN回線に接続すれば、IEEE802.11n対応の無線LAN環境が構築できる。「H2R」は単体でも販売し、店頭予想価格は7,990円前後。