フィンランドのFuturemarkは15日(現地時間)、OpenGL ES 3.0に対応する3Dグラフィックスベンチマーク「3DMark Sling Shot Benchmark」をリリースした。無料でApp Storeからダウンロードできる。対応OSはiOS 9.0以降。

App Storeの「3DMark Sling Shot Benchmark」ページ

OpenGL ESは、モバイルデバイス向けに開発されている3DグラフィックスAPI。「3DMark Sling Shot Benchmark」では、マルチレンダーターゲットやインスタントレンダリングなどを含む、OpenGL ES 3.0の全ての機能をテストできる。同機能はAndroid版「3DMark」で7月末に追加されており、Android版ではOpenGL ES 3.1/3.0対応テストを実行可能。

App Storeの「3DMark API Overhead Feature Test」ページ

同時に、ドローコール(グラフィックス描画のための命令)数のオーバーヘッドでAPIパフォーマンスを計測する「3DMark API Overhead Feature Test」もApp Storeで無料公開された。同アプリは、同じデバイス内にて、異なるAPIの相対的なパフォーマンスを比較するテストとなる。Windows版「3DMark」にも実装されているテストではあるが、汎用テストではないため、同テストによるアップル製品とWindows PC、Androidデバイス間の比較はできないとしている。