フィンランドのFuturemarkは11日(現地時間)、3Dベンチマークソフト「3DMark」のアップデートを行った。最新バージョンは「1.3.708」で、ゲーミングノートPCならびにミドルレンジPC向けのテストである「Sky Diver」を新たに追加した。
「Sky Diver」は、DirectX 11に対応したモバイルGPUやメインストリームGPU、統合型GPUの性能ベンチマークに適したベンチマークテスト。「3DMark」の無料版含む全エディションで利用できる。
既存の3DMarkには、テストモードとして高性能PC向けの「Fire Strike/Fire Strike Extreme」、ノートPCや普及帯PC向けの「Cloud Gate」、AndroidやiOSシステム含むモバイルデバイス向けの「Ice Storm」を用意しているが、Sky DiverはFire StrikeとCloud Gateの間のパフォーマンスがターゲットとなる。
Futuremarkでは、Fire Strikeでの総合スコアが2800を下回る場合はSky Diver、Sky Diverでの総合スコアが12000を超える場合はFire Strikeの利用を推奨している。またFuturemarkは、Sky DiverとFire Strikeの関係について近代的なDirectX 11対応ゲームの通常設定版と超高設定版と説明し、その上で両者のスコアを直接比較することはできないとしている。