説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「ときどき画面がモノクロになる現象、なんとかなりませんか?」という質問に答えます。

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画面が突然モノクロになる現象は、おそらく「ショートカット」を設定しているからでしょう。「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」の順に画面を開き、いちばん下にある「ショートカット」をタップしてください。ホームボタンのトリプルクりックという項目があり、そこには「VoiceOver」や「色を反転」などの項目があるはずです。

それらの項目は、ホームボタンをトリプルクリック(連続3回クリック)したときに実行される処理です。「VoiceOver」はテキストの読みあげ、「色を反転」は色覚に障がいがある人向けの色調反転、「グレイスケール」は白と黒の明暗だけで画面を表示、「ズーム機能」は部分拡大表示、「スイッチコントロール」はタップ箇所の強調表示、AssistiveTouchは各種入力支援を意味します。

質問の事態からすると、おそらく「グレイスケール」にチェックマークが付いているのではないでしょうか。タップするとオン/オフを切り替えられるので、チェックマークを外した状態にしましょう。これでショートカット機能は無効化されるので、誤ってホームボタンをトリプルクリックしたとき画面がグレイスケールに切り替わったりズームされたりで戸惑う、という問題がなくなります。

しかし、全項目をオフにすると、せっかくのトリプルクリックを生かせません。自動的にグレイスケール表示(あるいは他の機能)されることを防ぎたいのであれば、複数のショートカットを有効にしておくという方法もあります。

複数のショートカットを有効にしておくと、トリプルクリックしたとき画面下部に「アクセシビリティのショートカット」というメニューが現れます。トリプルクリックして処理内容を選ぶことが可能になりますから(キャンセルも可)、操作のバリエーションを増やすという意味で活用してもいいのではないでしょうか。

複数のショートカットを有効にしておけば、ホームボタンを誤ってトリプルクリックしても慌てることがありません