米Googleは9月29日(現地時間)、コンテンツストリーミングをTVで受信するためのデバイス「Chromecast」の第2世代モデルと、スピーカーシステムを音楽ストリーミングサービスに対応させる「Chromecast Audio」を発表した。価格はどちらも35ドル。

Chromecast

初代Chromecastはスティック型のデバイスだったが、第2世代モデルは本体がディスク型になり、本体から柔軟なHDMIケーブルが伸びている。これは初代モデルを直接TVに接続した際に、Chromecastが隣のポートの邪魔になるようなことが起こったからだ。第2世代モデルをTVに差し込むと短いHDMI延長ケーブルを使っているのと同じような状態になり、TVに接続する他のケーブルや機器の邪魔になることはない。

強化点は3つ。Wi-Fiが802.11ac (2.4GHz/5 GHz)に対応。Chormecastが3つのアンテナを備えており、安定した無線LAN経由のストリーミングを実現する。また、モバイルデバイスの動画アプリなどでCastボタンを押すとすぐにTVでストリーミング再生が始まるようになった。これにはFast Playというコンテンツをあらかじめ読み込んでおく機能が用いられている。

最大1080pの解像度に対応。本体サイズは51.9×51.9×13.49ミリ、重さは39.1グラム。本体カラーは、ブラック、レモネード、コーラルの3色だ。1.75メートルの電源ケーブルが付属する。

Chromecast Audio

Chromecast Audioは、Chromecastと同じディスク型の本体にアナログと光デジタルの音声出力に対応する3.5ミリ端子がついている。AUX/LINE、RCA、光入力のいずれかを備えるスピーカシステムに接続することで、Google Playミュージック、Spotify、Pandora、iHeartRadioなどキャスト対応のストリーミング音楽サービスをスピーカーで楽しめる。The Vergeによると、年内にも複数のスピーカー(複数の部屋)へのマルチオーディオストリーミングに対応する可能性がある。

Wi-Fiは802.11ac (2.4GHz/5 GHz)に対応。本体サイズは51.9×51.9×13.49ミリ、重さは39.1グラム。本体カラーはブラック。146ミリのオーディオケーブルと、1.75メートルの電源ケーブルが付属する。