米Microsoftは9月18日(現地時間)、Windows 10の開発プレビュー版(Insider Preview)のビルド10547の提供を、Fastリングに設定しているインサイダー向けに開始した。Start画面やタブレットモードのユーザーインターフェイスを改良、EdgeブラウザにObject RTCがプレビュー実装されている。

Start画面にはタイルグループの幅を広げるオプションが加わった。デフォルトサイズでは中サイズのタイルが横に3つ並ぶが、広げると中サイズのタイル4つ分(大サイズやワイドサイズの2つ分)の幅になる。

タブレットモードでは、タスクビューからアプリを左右にスナップして切り替えられるようになった。

テキスト入力パネルのふるまいが改良され、Surfaceキーボードを接続している時やタブレットモード以外の時にテキスト入力パネルが自動表示されないようにした。ラテン言語では入力に応じてテキスト入力パネルが拡大し、効率的に入力できるようになった。

サインイン画面にWindows背景写真を表示させたくない場合は、"設定"の"パーソナル設定"で表示をオフにできる。

フォト、Xbox、Groove、メール、カレンダー、マップなど、標準アプリのアップデートも行われている。たとえば、フォト・アプリにはOneDriveやPCでブラウズしやすいフォルダービューが加わり、Xboxアプリではフレンドリストやアクティビティフィードがリアルタイムでアップデートされる。

Object RTCのプレビュー実装によって、開発者がORTC APIにアクセスできるようになった。プラグインをインストールすることなく、Edgeブラウザでリアルタイムのオーディオ/ビデオ・コミュニケーションが可能になる。このORTCを通じたSkypeおよびSkype for BusinessのWeb体験を、Skype for BusinessチームがSkypeブログで説明している。