好きな人にはたまらない「Fライン」

ケーブルカーの話が出たついでに、サンフランシスコの他の乗り物についても、少々触れておこう。まず、市街地を歩いていて目に付くのが「Fライン」と呼ばれる路面電車。かつてアメリカ各都市で使用されていた車両など、クラシックな路面電車車両を集めて走行させており、まるで交通博物館の展示車両が走っているかのよう。ボディには出身地と車両番号が書き込まれ、デザインやカラーリングもさまざまで、見ているだけでも楽しい。 H氏「私には(どこが楽しいのか)よくわかりませんが」

楽しいんですよ。楽しい人には楽しいんです! アメリカ人観光客だって、自分の町をかつて走っていた車両を見つけたら、嬉しいじゃないですか。

H氏「なるほど。でも、ちょっとあざとい気がするなぁ」

それは同感(笑)。ところで、あのパンタグラフ付きのトロリーバスも面白いですね。パンタグラフから電気をもらいながら、路面電車より軌道の自由度は高いという。Fラインもこのトロリーバスも、模型で欲しいなぁ。

ケーブルカーと並ぶサンフランシスコ交通の顔、Fライン

パンタグラフから供給される電気で走るトロリーバス

連接バス。動力はディーゼルエンジン

レトロな雰囲気の消防車。日本のそれに比べると、装備として少々頼りなさそう

フィッシャーマンズ・ワーフは、直訳すれば「漁師の波止場」。本来は、港から海へと突き出た部分を指すのだが、一般にはそのエリア一帯をまるごとそう呼ぶ。茹で蟹やクラムチャウダーなどシーフードの屋台をはじめ、レストラン、ショッピングセンター、レンタサイクルや各種観光ツアー、蝋人形館などのアトラクションなどが軒を連ねており、まるで一大アミューズメントパークのごとき様相を呈している。

フィッシャーマンズワーフのメインストリート

こんなユニークなビークルのレンタルも可能

アルカトラズ島のそばも通るベイクルーズ

この場所が本来のフィッシャーマンズ・ワーフ。遠くに見えるのがアルカトラズ島

中央の建物が刑務所だろうか。ちなみに、あのアル・カポネも収監されていたとか

EXILIM EX-ZR800の光学18倍ズームで撮影。おぉ、見学者が見える!

参加者も陽気な水陸両用車のツアー

【動画】水陸両用車、ツアーに出発!(音声が流れますのでご注意ください)

H氏「では、恒例の時刻合わせタイムと行きましょう!」

【動画】CASIO EQB-510 現地時刻同期 in アメリカ・サンフランシスコ(音声が流れますのでご注意ください)

【動画】CASIO OCW-G1000 GPS時刻受信 in アメリカ・サンフランシスコ(音声が流れますのでご注意ください)

EDIFICE EQB-510

OCEANUS OCW-G1000

海のイメージを持つOCEANUSは、西海岸の風景にマッチする

EQB-510、OCW-G1000ともに各国で時間を合わせてきたが、どの国でもまったく支障なく時刻を取得できるのは驚きであり、非常に便利だった。何しろ、現地の時計を見ることなく、時刻を正確に合わせることができる。

この「正確に」というのが、何が起こるかわからない海外では特に重要。時計がほんの1分遅れていただけで、小事が大事になりかねないからだ。そう考えれば、仕様上、スマホとの接続やGPS電波の取得にちょっとだけ時間がかかることくらい、些末なことだ。

また、EQB-500はほぼスマホの画面で操作でき、OCW-G1000は4時位置のボタンを長押しするだけ。時計の複雑なボタン操作を覚える必要がない点も、大きな魅力と感じた。