子どもと楽しく過ごし、奥さんにもラクしてもらうために「パパ目線」で家電製品を選ぶ本連載。今回はちょっと面白い調理家電、パナソニック「スモーク&ロースター NF-RT1000」を早速使ってみたので、そのレポートをお届けしよう。

料理が好きなお父さんにとっても、なかなかハードルが高い、憧れの料理方法がある。そのひとつはアウトドア料理器具の代表格であるダッチオーブン。そしてもうひとつが燻製作りだ。著者の知人も毎週末のように燻製作りを楽しんでおり、ずっとうらやましく思っていた。ただ、残念ながら著者宅は庭がほとんどないペンシル型戸建てなので、燻製を作るスペースが確保できない。以前、ベランダでと提案してみたが、奥さんに速攻で却下された記憶がある。

知人が庭で作っている燻製。チーズや手羽先、そしてウズラの卵が美味そう過ぎる

そこに登場したのが、パナソニックの「スモーク&ロースター NF-RT1000」だ。元々発売されていたフィッシュロースターの「お魚けむらん亭」シリーズに、新たに燻製機能を追加したというわけだ。

パナソニック「スモーク&ロースター NF-RT1000」。発売は9月1日で、店頭予想価格は税別35,000円前後

従来モデルでも脂がたっぷり乗った秋刀魚を焼いても外部に煙が出ることはなかった。これは14層の触媒フィルターなどによる高い除煙機能を搭載していたからだ。そして今回、その機能を燻製作りのために使えるようになったというわけ。これならキッチン棚において、室内で気軽に燻製が作れるのだ。今回は、ちょっと子どものことを忘れて大人がうれしい、ビールに合う燻製つまみをいろいろ作ってみることにしよう。

ワンタッチで魚などが焼ける操作ボタン。新たに「くんせい」ボタンが追加された

いつも通り魚を焼いてみたところ。旬の鮎も皮はぱりっと、中はフワフワに焼き上がった

いよいよ次ページで燻製を実践