今回試したLIFEBOOK AH77/Uには、モバイルノートなどに搭載されることが多い低電圧版のプロセッサではなく、パフォーマンスを重視した標準電圧版のクアッドコアプロセッサ、Intel Core i7-4722HQ(2.4GHz)が搭載されている。前モデルにはCore i7-4712HQが搭載されていたので、ベース動作周波数は2.3GHzから2.4GHzに0.1GHzアップしたことになる。
それ以外の基本性能は前モデルと同じ。グラフィックスはCPU内蔵のインテルHDグラフィックス4600を、メモリは標準で8GBを、ストレージは1TBのHDD(SATA、5,400回転/分)を搭載する。
ここからは複数のベンチマークを実行して本機のパフォーマンスを測定していこう。まず、Windows 8.1のシステム評価ツール「WinSAT.exe」では、次のような結果になった。
| ■Windowsエクスペリエンスインデックス(WinSAT.exe)の結果 | |
| プロセッサ | 8.1 |
|---|---|
| メモリ | 8.1 |
| グラフィックス | 5.2 |
| ゲーム用グラフィックス | 5.4 |
| プライマリハードディスク | 5.9 |
結果を見ると、プロセッサやメモリが非常に高いスコアになっている。それに比べるとグラフィックスやディスクのスコアが低めだが、CPU内蔵グラフィックスであることや、SSDではなくHDDであることが影響している数字だろう。
続いてPCMARK 8 HOME ACCELERATEDでは、下図のようになった。
| ■PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0スコア | |
| HOME Score | 2843 |
|---|---|
| Test duration | 41min 19s |
| Web Browsing - JunglePin | 0.33712s |
| Web Browsing - Amazonia | 0.13290s |
| Writing | 5.72147s |
| Casual Gaming | 19.51fps |
| Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v2 | 29.97fps |
| Video Chat v2 / Video Chat encoding v2 | 64.33333ms |
| Advanced Photo Editing part 1 | 0.29399s |
CPUだけでなくストレージやグラフィックスの性能も影響することもありWritingやCasual Gamingなどのスコアが思ったほど伸びていないが、全体的には好成績。2843というスコアはゲーミングではない一般向けのノートPCとしては十分に高い数値だ。
次に、3DMarkも試してみたところ、高性能PC向けの「FIRE STRIKE」が635、ミドルレンジPC向けの「SKY DIVER」が2970、普及帯PC向けの「CLOUD GATE」が5879、モバイルデバイス向けの「ICE STORM」が50026となった。CPU内蔵のインテルHDグラフィックス4600を搭載したPCとしては標準的なスコアだ。
また、「CrystalDiskMark」でストレージ性能を計測してみたところ、下図のようになった。5,400回転の2.5インチHDDではあるが、シーケンシャルリード・ライトともに100MB/sを超えており、まあ妥当といったところ。
このほか、ゲーム系のドラゴンクエストX ベンチマークソフトでは次の結果になった。
| ■ドラゴンクエストX ベンチマークソフトスコア(1,280×720ドット) | |||
| グラフィック設定 | 解像度 | スコア | 評価 |
|---|---|---|---|
| 低品質 | 1,280×720ドット | 6129 | 快適 |
| 標準品質 | 1,280×720ドット | 5348 | 快適 |
| 最高品質 | 1,280×720ドット | 4036 | 普通 |
| ■ドラゴンクエストX ベンチマークソフトスコア(1,920×1080ドット) | |||
| 低品質 | 1,920×1080ドット | 2797 | やや重い |
| 標準品質 | 1,920×1080ドット | 2430 | やや重い |
| 最高品質 | 1,920×1080ドット | 1593 | 重い |
結果を見ると、グラフィックス性能が求められるゲームを遊ぶには少々厳しい印象だが、解像度や品質を妥協すればそこそこ快適に遊べるくらいのパフォーマンスはある。Web閲覧や写真編集、ビジネス文書作成などの日常的な用途ならまったく問題のない性能で、ストレスなく快適に作業できるはずだ。
ちなみに、バッテリはJEITA 2.0で約5.2時間の駆動が可能となっている。そこで、画面の輝度を50%程度に設定してバッテリベンチマークソフト「BBench」を使って実際にどのくらい持つのかを計測してみたところ、4.1時間駆動した(なお、BBenchは「60秒間隔でのWeb巡回」と「10秒間隔でのキーストローク」に設定し、満充電状態からバッテリ残量5%になり電源が落ちるまでの時間を計っている)。最近のモバイルノートに比べると短めだが、本機のように据え置いて使うことが多いノートPCならこれだけ持てば十分すぎるだろう。




