ディラックは18日、台湾Lian Li製のPCケースとして、机型のPCケース「DK-Q2X」と「DK-03X」を発表した。7月上旬から発売し、店頭予想価格(税別)は「DK-Q2X」が138,000円前後、「DK-03X」が188,000円前後の見込み。両者ともCOMPUTEX TAIPEI 2015のLian Liブースで展示されていたものだが、さっそく日本で買えるようになる。

DK-Q2X

DK-Q2X

2014年に発売された「DK-02X」をベースに、再デザインしたモデル。実用性を高めながら、PCパーツを魅せるというコンセプトで再設計されている。「DK-Q2X」はシングルシステム用のPCケースで、素材にはアルミを採用。脚部をU字型からアルミ引き抜き材にしたことで強度が増し、それぞれ高さ調整も可能になっている。天板は強化ガラスを使用。

マザーボードトレイは脱着式で、ケーブルの裏配線が可能。パーツ類をより美しく魅せられるようになっている。拡張カードはライザーカードを使用して増設する。別売りのLEDコントロールキット「LED50RGB-2」専用の設置スペースも用意されており、RGBの3色のLEDを自分の好みで発光させられる。

搭載ベイ数は外部5.25インチベイ×1基(スリムドライブ)、内部2.5 / 3.5インチベイ×7基。標準搭載ファンは、左側に120mm×4基、右側に120mm×4基。最大120mm×480mmの簡易水冷キットの取り付けにも対応する。

そのほか主な仕様は、拡張スロット数が4基、拡張カードスペースが280~440mmまで。搭載CPUクーラーの高さは最大90mmまで。搭載電源ユニットの奥行きは140~440mmまで。外部インタフェース類はUSB 3.0×4基。本体サイズはW1,000×D700×H785~815mm、重量は31kg。対応フォームファクタはE-ATX / ATX / マイクロATX。


DK-03X

「DK-03X」は、PCシステムを2つ内蔵できるデュアルシステム用ケース。内部が2つに分かれており、「システム1」側の仕様は上記「DK-02X」とほぼ共通。「システム2」側は、Mini-ITXシステムのみ内蔵可能だ。搭載ベイ数は外部5.25インチベイ×1基(スリムドライブ)、内部2.5 / 3.5インチベイ×3基。拡張スロットは搭載せず、外部インタフェース類はUSB 3.0×2基となっている。本体サイズはW1,300×D700×H785~815mm、重量は52kg。