KDDIは14日、Android搭載の携帯電話「AQUOS K SHF32」を発表した。今年2月に発売した「AQUOS K SHF31」と端末のスペックは同じだが、同機種で非対応だったVoLTEに対応した。あわせてVoLTE対応のauケータイ向け料金プランも発表した。

AQUOS K SHF32

AQUOS K SHF32は、OSにAndroid 4.4を搭載した3.5インチサイズの折りたたみ式携帯電話。下り最大150Mbpsの4G LTE高速データ通信に対応し、1.2GHzのクアッドコアCPUでネット閲覧もスムーズに行えるという。キー部分には静電式センサーを配置しており、キーパッドをなぞることで、ポインターが動き、画面スクロールなど、ノートパソコンのタッチパッドのような操作が行える。

Google Playには非対応だが、コミュニケーションアプリの「LINE」の利用が可能なほか、4G LTEケータイ専用にカスタマイズされたauスマートパス(月額税別372円)を利用することで、約100種の様々なアプリを使える。

カメラは約1310万画素で、撮影シーンにあわせて適切なアドバイスを表示する「フレーミングアドバイザー」ほか、カメラをかざすと英語を日本語にリアルタイムに翻訳する「翻訳ファインダー」などの機能を備える。

このほか、Eメール、SMS、Wi-Fiテザリング、ワンセグ、グローバルパスポート、Bluetooth 4.0、IEEE 802.11 b/g/nのWi-Fi、緊急速報メール、おサイフケータイ、防水に対応する。

「AQUOS K SHF32」の発表に伴い、VoLTE対応auケータイ向けの新料金プランも発表、新料金プランは大別して3種用意されている。

ひとつが音声通話が従量制のプランと、データ部分がダブル定額のプランを組み合わせたもの。「VKプランM」「VKプランS」「VKプラン」の3つあり、月額利用料はインターネット接続サービス「LTE NET」を含み、「VKプランM」が2,420円~6,120円、「VKプランS」「VKプラン」が1,798円~5,498円。

いずれも通話料は30秒ごとに20円となるが、「VKプランM」では2,600円分、「VKプランS」では1,100円分の無料通話を含んでいる。「VKプラン」は無料通話分がないが、1時から21時までのau携帯電話宛の国内通話が無料となる。

二つ目は電話かけ放題のプランとデータ定額サービスを組み合わせたもの。音声通話は月額2,200円で、利用可能データ量(2GB、3GB、5GB、8GB、10GB、13GB)に応じて、月額料金が変わる仕組み。月間2GBのデータ利用が可能な「データ定額2」を選んだ場合、インターネット接続料金を含め月額6,000円となる。

三つ目は、音声通話がかけ放題のプランと、データ部分がダブル定額のプランを組み合わせたもの。音声通話は月額2,200円で、データ部分は同500~4,200円。インタネット接続サービスを含め、月額3,000円~6,700円で利用可能。