オヤイデ電気(小柳出電気商会)は5月1日、ハイレゾ音源に対応したポータブルプレーヤー「Fiio X3 2nd generation」(以下、X3 2nd gen.)を発表した、発売は5月15日。価格はオープンで、推定市場価格は34,000円前後(税別)。

「Fiio X3 2nd generation」

X3 2nd gen.は、2013年9月にFiioブランド初のハイレゾ対応ポータブルプレーヤーとして発売された「Fiio X3」の第2世代モデル。対応しているハイレゾ音源のファイル形式は、5.6MHzまでのDSD、192kHz/24bitまでのAPE、WAV、FLAC、ALAC、WMA、AIFF。X3はDSD2.8MHzまで(PCM変換)にしか対応していなかったが、X3 2nd genは5.6MHzまでのネイティブ再生に対応した。

DACチップはWOLFSON社の「WM8740」からシーラスロジック社の「CS4398」に、アンプはアナログ・デバイセズ社の「AD8397」からテキサス・インスツルメンツ社の「OPA1642」と「LMH6643」に変更されている。X3 2nd gen.は、44.1kHz系と48kHz系の2つのクロックジェネレーターを新しく採用。音声転送時のジッターロスを低減させ、より正確な再生を実現した。

接続端子はmicroUSB×1、ヘッドホン出力×1、ライン出力兼S/PDIF同軸出力×1を装備。USB DAC機能も持つ。S/PDIF同軸出力を使用した場合、DSDファイルはPCM形式にダウンコンバートされる。

メモリは内蔵されておらず、ストレージにはmicroSD/SDHC/SDXCメモリーカードを使用する。利用できるカードの最大容量は128GBだ。電源は容量2,600mAhのリチウムイオンバッテリーで、一般的な家庭用コンセントを使用した場合、約3時間でフル充電される。バッテリー駆動時間は最大で約12時間。本体サイズはW57.7×D16.1×H96.7mmで、質量は135g。

オヤイデ電気は、X3 2nd gen.専用のレザーケース「LC-FX3221」も同日に発売する。価格はオープンで、推定市場価格は2,000円前後だ(税別)。

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LC-FX3221は表面にレザー、内側にフェルトを用いたケース。操作ボタンや接続端子、液晶ディスプレイ部分はオープンで、ケースを装着した状態でも、高い操作性と視認性を確保している。

専用レザーケース「LC-FX3221」

X3 2nd gen.にケースを装着したイメージ