ZenFone 2ではデュアルSIMスロットを搭載

最後に通信機能やその他機能面を比べてみよう。

機種名 ZenFone 5 ZenFone 2
LTE
SIMカードスロット microSIM×1 microSIM×2
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 4 4
防水 - -
防塵 - -
おサイフケータイ - -
赤外線通信 - -
NFC -
ワンセグ/フルセグ - -
カラーバリエーション ブラック/ホワイト/レッド/ゴールド ブラック/レッド/ゴールド/グレー

ZenFone 2ではZenFone 5と同じくモバイル通信はLTEに対応するのだが、通信SIMに関してはZenFone 2ではデュアルSIMスロットを持ち、2枚のSIMを搭載することができる。

ちなみにスロット1が、4G、3G、2G通信に対応するのに対して、スロット2は2G通信のみしか対応していない。そのため、スロット2は2G通信に対応したエリアのSIMしか使うことができない。

ZenFone 2はデュアルSIMスロットを搭載

デュアルSIMの設定画面

SIMスロット2には制限がある

Wi-Fiに関しては、ZenFone 5がIEEE802.11a/b/g/nに対応しているのに対して、ZenFone 2ではIEEE802.11a/b/g/n/acに対応し、高速な11acに対応するようになった。ハイエンド機的なポジションなら当然のことだろう。

これに対して、Bluetoothは5と同じ4.0に対応するにとどまった。最近のハイエンド機の多くが4.1に対応するのと比較すると残念だ。しかし、Bluetooth4.1が本領を発揮するには時間がかかるし、4.1対応デバイスが普及するにも時間がかかる可能性があるので、現時点ではコスト的に見送るのも見識なのかも知れない。

5と同じく、日本のスマホ的な機能である、防水、防塵、おサイフケータイ、ワンセグなどの機能には対応しない。また、上位2機種はNFCに対応するが、背面にNFCのロゴマークが見当たらないため、NFCの場所が不明なのが不便だ。

NFCの設定画面

ちなみにボディカラーはZenFone 5がブラック/ホワイト/レッド/ゴールドの4色だったのに対して、ZenFone 2ではブラック/レッド/ゴールド/グレーとなった。

ホワイトがなくなり、代わりにグレーが入った格好だ。このグレーはなかなか地味なカラーで、落ち着いた人向けの製品という印象がある。それ以外のカラーではゴールド、レッドなどはあまり落ち着いた色ではないし、ブラックはオシャレ過ぎるということで、グレーを追加したのだろうか? ZenFone 2はZenFone 5とは対象年齢が上がったのかも知れない。