シンプルかつアクセスが容易な内部構造

続いて「MB-K630X-SSD」本体のディテールに迫ろう。液晶ディスプレイは残念ながらタッチパネルには対応していないものの、解像度はフルHD(1920×1080)で、15.6型としては十分な解像度を備えている。また光沢のないノングレアタイプを採用しているので、目にも優しい。筐体カラーはメタリックなグレーとなっており、現代的な環境ならどんな場所でも違和感なくなじむ。材質はいずれも樹脂製で、外形寸法はW374mm×D252mm×H31.4mm(折り畳み時)、重量はバッテリー込みで約2.5Kgと平均的だ。あと一歩軽ければ持ち運びも楽になりそうだが、室内での移動なら問題ないだろう。さらに本機には、注目すべき長所があった。それはノートPCであるにもかかわらず、パーツの追加・交換が非常に簡単に行えるという点だ。

メタリックグレーの天板。これくらいシンプルなほうが、ビジネスシーンでは扱いやすいだろう

底面はブラック。写真下、PC本体手前側の2つのスリットはステレオスピーカー

バッテリー容量は4400mAh。動作時間は約4.1時間。ただし負荷の高いゲームをプレイする場合、そこまでは持たないだろう

本体底面のカバーはネジを2つ外すだけで開けることができ、SO-DIMM形状のメモリスロットやSATA端子などに容易にアクセスできる。特にmSATAは空きが1スロット存在しているため、格好の拡張スペースとなる。また内蔵されているDVDスーパーマルチドライブも、ネジを1つ外してスライドさせれば着脱可能なため、必要に応じて別のデバイスを取り付けることもできそうだ。知識のあるユーザーなら、工夫次第でCPUやGPUの換装にも挑戦できるだろう。なお、カバーを開けて内部パーツに触れる行為は、動作保証外となる。セキュリティシールなどは貼られていないが、試してみるのであれば、あくまで自己責任で行ってほしい。

底面にある2つのネジを外すだけで、背面のカバーは簡単に取り外すことができる

CPU/GPUからは銅製のヒートパイプが伸びており、熱を本体左側面にあるヒートシンクに送っている

本体中央部にはIEEE 802.11b/g/n、Bluetooth V4.0+LE準拠の通信モジュールが搭載されている。またmSATAコネクタの空きも確認できる

搭載されているメモリはDDR3L-1600準拠のSO-DIMMとなり、容量はそれぞれ8GB、計16GB

ゴムで固定されたSSDは、Crucial製のMX100シリーズ。512GBなので、当分は容量不足に陥ることはないだろう

内蔵されているDVDスーパーマルチドライブも簡単に着脱可能。なおモデルはパナソニック製のUJ8E0だった

両サイドをフルに使用し、多数の拡張ポートを実装

本体背面にコネクタ類は存在せず、インタフェースは左右側面に集中している。左側面は、電源コネクタ、VGA端子、ギガビットLAN端子、e-SATA/USB兼用端子、HDMI端子、USB 3.0×1という構成。ノートPCとしては珍しいe-SATAを利用すれば、外部ストレージの速度を活かすことができそうだ。また、HDMI端子を利用して、ゲームを大画面テレビで遊ぶのも楽しいだろう。右側面には、ケンジントンポート、USB 3.0×1、USB 2.0×1、ヘッドフォン出力、マイク入力が搭載されている。USB端子が左右に搭載されているため、設置環境を選ばずにデバイスを接続できるだろう。また、一度ひっくり返さないと気付きにくいポイントだが、本体左手前のLEDインジケータの下部にはSD/MMC/MSカードリーダーが用意されており、デジカメ写真の取り込み時などに活躍してくれる。

本体左側面の様子。電源コネクタ、排熱スリット、VGA端子、ギガビットLAN、e-SATA/USB端子、HDMI端子、USB 3.0×1が搭載されている

本体右側面の様子。ケンジントンポート、DVDスーパーマルチドライブ、USB 3.0×1、USB 2.0×1、ヘッドフォン出力、マイク入力を備える

本体の左手前、底面側には、SD/MMC/MSカードリーダーが搭載されている

キーボードにはアイソレーションタイプを採用しているため、キーのすき間にホコリが詰まってしまうことはまずない。テンキーを搭載しているため、表計算ソフトなどで数値を連続入力する際にも素早く対応できる。キー配置はカーソルキー周辺を除くと一般的で、誤入力の心配は少ないだろう。キーを強めに叩くと若干共振音が混じるが、これは筐体がモジュール化されており、内部空間が大きいためかもしれない。また付属のユーティリティソフトから、マクロキーの設定を行ったり、ゲームプレイ時には左ウィンドウズキーを無効化したりすることもできる。電源ボタンはキーボード右上に配置されており、電源投入時には青色のLEDが輝く。スピーカーは底面部手前に内蔵されており、なかなか高品質な出力が行える。「Sound Blaster CINEMA2」がプリインストール済みで、音声出力の疑似サラウンド化が可能だ。

アイソレーションタイプのキーボードを採用しており、テンキーも標準装備している

タッチパッドはシンプルだが、独立した左右ボタンを備えているため、しっかりと押し分けることが可能だ

キーボード左側の様子。Fnキー以外は標準のキー配列と同等なので、文字入力はもちろん、ゲームプレイ時でも誤入力の心配はない

キーボード右側の様子。テンキーを備える分、カーソルキーをはじめとした機能キーは上下左右に分散して詰め込まれている

ビジネスからゲームまであらゆる状況に対応できる、拡張性の高い一台

MB-K630X-SSD」は、15.6型というスタンダードなサイズに、Core i7、16GBメモリ、GeForce GTX 950M、そして512GBのSSDを搭載したスキのないミドルレンジノートPCだ。液晶ディスプレイも高解像度な1920×1080を採用しており、2015年前半において、価格と性能のバランスが絶妙な構成となっている。ビジネスからゲームまであらゆる状況に対応できる本機は、どんなユーザーが購入しても後悔することはないだろう。

なお「m-Book K」シリーズでは、Windows 7 Home Premium搭載モデルを展開している点も魅力だろう。それだけでなく、後々Windows 8.1の導入を検討しているユーザー向けに、BTOでWindows 8.1ダウングレード権を用いてWindows 7 Professionalをプリインストールした構成も注文可能。このWindows 8.1ダウングレードを選択すれば、ユーザーが好きなタイミングでWindows 7からWindows 8.1へアップグレードできる。Windows 10(無料アップグレードが可能)が発表された今なら、追加投資なしで3つのOSが利用できることになる。現段階でのバランスに優れた性能、拡張も可能な筐体、そしてOSアップグレードも行える将来性を兼ね備えた「m-Book K」シリーズならば、長い期間に渡ってメインPCとして現役を維持できそうだ。

※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 MB-K630X-SSD
ディスプレイ 15.6型フルHDノングレア液晶(1920×1080)
CPU インテル Core i7-4710MQ
メモリ 16GB PC3-12800 DDR3L SO-DIMM
SSD 512GB Crucial MX100シリーズ
チップセット モバイル インテル HM86 Express
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 950M
OS Windows 8.1 Update 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN、IEEE802.11 b/g/n対応無線LAN
インタフェース USB 3.0×3(左側面×2、右側面×1)、USB 2.0×1(右側面×1)
※左側面ポートの1つはe-SATAポートと共用
サイズ W374×D252×H31.4mm(折り畳み時)
重量 約2.5kg
バッテリー駆動時間 約4.1時間
価格 139,800円(税別)

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2015/4/7(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。