セキュリティや決済の認証はスマートウォッチが主流になる

Apple Watchは決済サービス「Apple Pay」にも対応しているが、Apple Payで支払う際は、Apple Watchを腕に付けていなければならず、一度腕から外すたびに、カードのPINコード(カードの裏にある3~4桁の数字)を入力しなければならない。手首につけているかどうかは心拍数センサーなどで読み取っており、高精度に判別できるという。勝手に他人のApple Watchで支払いするわけにはいかないというわけだ。もちろん、iPhoneの指紋認証「Touch ID」との連携も可能だ。

Apple WatchからもApple Payの利用が可能。ただし日本は利用対象外

精度の高い本人確認とセキュリティが確保されているのであれば、Apple Pay以外の決済サービスやスマートロックなども安心して使えるようになる。こうしたサービスは現在のところスマートフォンから使うのが基本だが、認証が手間になっていた。今後はさまざまなバイタル情報を基に、スマートウォッチで認証するような流れになるだろう。

ところでアップルは将来、自動車のスマートキーも代用できるように考えているようだが、実際のところ電池切れや故障で開閉できなくなってしまうのは危険なので、完全に物理的なキーを置き換えられるようにはならないだろう。

ところが自動車のスマートキーは大抵、物理キーも内蔵しているものなので、結局スマートキーと物理キーを持ち歩きながらスマートウォッチでキー機能を代用しようということになる。これでは二重・三重にカギを持ち歩くことになり、少々不格好だ。筆者としては自動車のセッティングのパーソナライズ(これも高級車のスマートキーには内蔵されている機能だが)などをスマートウォッチが担っていくものと予想している。