Googleは18日、動画共有サービス「YouTube」で、全方位動画の再生をサポートした。

YouTubeで公開されている全方位動画。Googleマップでお馴染みの方向マークをクリックすると視点が移動し、見たい方向の映像を視聴できる

Google Chrome経由でのyoutube.comの再生や埋め込み動画では、左上に表示される方向マークを動かすと、好きな方角を見ることができる。また、Android版YouTubeアプリでは、動画を再生しながらスマートフォンやタブレット端末を動かすと、動かした方向に応じた角度から動画を視聴できる。同機能はiOSでは未対応だが、近日提供予定。

YouTubeの全方位動画が撮影できるビデオカメラは、リコーイメージングの「RICOH THETA」、Bubl TechnologyのBublcam、Giropticの360cam、IC Real TechのAllie、KodakのSP360など。なお、リコーイメージングは16日に「RICOH THETA」専用アプリケーションをアップデートし、静止画のみの撮影から360度動画の撮影が行えるようになっている。

実際に全方位動画をYouTubeで公開するには、動画データに特別なメタファイルの挿入が必要になる。同社は動画形式の詳細やメタファイルを挿入するためのスクリプトをGitHubで公開している。