アジレント・テクノロジー(アジレント)は3月16日、がん臨床研究に向けた新製品「ClearSeq SS Comprehensive Cancer キャプチャライブラリ」を発表した。

同製品はアジレントが米ワシントン大学セントルイス校と共同で開発したキャプチャライブラリ。疾患関連変異を含む151種のがん関連遺伝子を網羅しており、さまざまながん遺伝子や腫瘍抑制遺伝子を迅速に解析することができる。

同社はこの新製品について「がんは複数遺伝子の変異によって引き起こされる複雑な疾患です。その遺伝子変異の多くは発生頻度がきわめて低くなっています。このたび、当社のシーケンシングソリューションに追加された新製品は、がんに関連する重要な変異を高い信頼性で検出できる新しいソリューションを提供します」とコメントしている。